「雨の日の洗車」オススメするのなぜ? 集客目的だけでない!? 雨天ならではの利点とは

よくガソリンスタンドやカー用品店など、洗車機のある店舗では雨の日に洗車の割引など行っています。強く推す理由はどこにあるのでしょうか。

雨の日の洗車は悪くない?

 雨の多い季節に入りました。この時期になると、ガソリンスタンドやカー用品店など、洗車機を備えた店舗では「雨の日限定」の洗車料金割引がよく見られます。では、なぜあえて雨の日に洗車を勧めるのでしょうか。

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雨の日のクルマのイメージ(画像:PIXTA)

 この点について、カー用品店の担当者に話を聞いてみると、「正直にお話しますと、雨の日は来店数が減るため、そろそろ洗車をしようと思っているお客様の目に留まるよう、キャンペーンを行っています」とのこと。つまり、客足が鈍る雨の日に、割引価格で注目を集めようという狙いがあるようです。ほかにも、雨天キャンペーンとして撥水コートやガラスコーティングが割引になることもあるそうです。

 しかし、単にお客様確保のためだけに洗車を勧めているわけではありません。実は、雨の日ならではのメリットもあるのです。

 例えば、鳥のフンや虫の死骸といった固着した汚れは、雨に濡れることで柔らかくなり、落ちやすくなります。また、晴れの日に必須となる拭き上げ作業が省略できる場合もあり、作業時間が短縮されることで、店舗側の回転率向上にもつながります。さらに、雨天時にはフロントガラスの汚れが視界不良を招くため、視界確保のためにも洗車は有効です。ただし、乾燥が必要なコーティング作業などには適さない場合があるため、注意が必要です。

「雨水が汚れを流してくれるから、洗車しなくてもいいのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、これは誤解です。担当者によると、「逆にボディに悪影響を及ぼすこともあります」とのこと。雨に含まれる砂や鉄分、PM2.5などの微粒子がボディに付着し、雨がやんで乾くと、泥だんごのような塊となり、固くこびりついてしまうことがあるのです。

 このように、雨の日の洗車には多くの利点がありますが、洗車のタイミングには注意が必要です。たとえば、「雨が少し降ったあとにすぐ晴れる」といった天候では、逆に大気中の汚れがボディに残りやすくなるともいわれています。そして最も避けたいのが、「快晴で日差しの強い日」に洗車することです。こうした日に洗車すると、水滴がレンズのように作用し、塗装にシミやムラができる原因になることがあります。

【めっちゃ汚れが…】これが、洗車しないで雨が降った翌日晴れた結果です(写真)

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