新宿から「小田急」がほぼ消える…!? 激レア化していた長大バス路線「宿44」惜別! 70年以上の歴史に幕
東京都内の吉祥寺駅と新宿駅西口を結ぶ小田急バス「宿44」系統が、2025年6月に廃止されます。70年以上の歴史を持つ都内の長大路線バス系統として知られていますが、廃止を控えた今、乗ってみました。
京王バスの営業所前も通過
この辺りは、武蔵野市のコミュニティバス「ムーバス」の路線(吉祥寺東循環:1号路線)も設定されていますが、松庵町バス停の先で武蔵野市から杉並区に入ると、重複するバス路線が一旦なくなります。
松庵町から南東に2.5kmほど進んだ地点で、環八通りと交差。さらに1kmほど南東へ進むと浜田山(京王井の頭線浜田山駅付近)に至ります。吉祥寺からこの付近までは、井ノ頭通りの北側を五日市街道が並行し、近いところでは井ノ頭通りと100mも離れていません。この付近の五日市街道は、関東バスの「中36」系統(中野駅~吉祥寺駅)などが運行され、井の頭線と並んで地域の足が確保されています。
浜田山からは、久我山駅(京王井の頭線)~永福町間の京王バス「鷹64」も井ノ頭通りを走っていますが、朝夕しか運行されていません。
さらに進むと、西永福交差点(西永福バス停)で方南通りが合流してきます。
新宿駅西口からは、方南通りを経由して永福町まで走る京王バスの路線「宿33」なども井ノ頭通りを少しだけ走っています。「宿33」は少し先の永福町バス停が終点ですが、ここには京王バス永福町営業所があり、車庫の背後には井の頭線の列車も見えました。
営業所を過ぎると京王井の頭線永福町駅です。「宿44」にも永福町バス停があり、このバス停を含めて途中の数か所で乗客の乗り降りがありました。
この先、坂を下って神田川を渡り、再び坂を登って水道横丁バス停を過ぎると松原交差点です。「宿44」はこの交差点を左折して、甲州街道に入ります。上には首都高速4号新宿線があり、「宿44」も首都高の高架橋の下を走ることになります。
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