攻めた! ANAが「初導入の新型機」相次ぎ購入! 既存機も増強し「77機イッキ買い」…その内訳は?
「パリ航空ショー」で、ANA(全日空)グループがブラジルのエンブラエル、アメリカのボーイング、ヨーロッパのエアバス、合わせて3つの航空機メーカーとの購入契約を締結しました。
初導入の航空機メーカーのもの含む77機
2025年6月16日より開催の「パリ航空ショー」で、ANA(全日空)グループがブラジルのエンブラエル、アメリカのボーイング、ヨーロッパのエアバス、合わせて3つの航空機メーカーとの購入契約を締結しました。同日ショー会場では、機体調達にかかるサイニングセレモニーが実施され、ANAホールディングスの芝田浩二社長が登壇しています。

今回の発注はANAグループとしては初導入の航空機メーカーであるエンブラエルの「E190-E2」を最大20機、ボーイングの「787-9」18機、グループ会社のLCC(格安航空会社)ピーチむけに単通路ながら長距離便も飛ぶことができるエアバスの新型機「A321XLR」3機など、77機(オプション契約含む)です。
とくにE190-E2は、ANAグループが国内では初導入するモデルとなり、国内でもFDA(フジドリームエアラインズ)やJ-AIRなどが運用している「E-JETシリーズ」の最新派生型にあたります。既存のE-JETシリーズより燃費効率の良い設計が特徴で、客席数は100席クラスとなり、同グループでは2028年度より国内線へ導入される計画です。
今回の購入契約の締結にあたり、エンブラエルのFrancisco Gomes Neto CEOは「ANAは大切な顧客であり、かつ良き友人ということもできます」としたうえ、「E2が運航が大きな成功を収められるように、最大限のサポートをしていきたい」という趣旨のコメントを締結式で行っています。
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