吹き飛ぶ栓、溶けるクレヨン…炎天下車内の「熱駐症」動画、日産が公開
日産が、クルマを炎天下に放置しその車内の変化を記録した動画を公開。菓子や飲料、クレヨンなどが室温上昇とともに変質していく様子を収録したもので、動画公開などを通じて、子どもやペットの車内放置による事故の防止を啓発していくとしています。
実験開始から1時間半後には、室温が56℃に
日産が、子どもやペットの車内放置による事故を未然に防ぐため、また、車内放置の危険性を知ってもらうために「#熱駐症(ねっちゅうしょう)ゼロプロジェクト」を展開しています。
2016年8月4日(木)からはプロジェクトムービーを動画サイト「YouTube」で公開。炎天下に放置したクルマのなかを無人撮影したもので、およそ1時間半のあいだに車内で起こる現象を1分ほどの長さにまとめています。CGによる加工や演出は行っていないとのこと。
映像は、車内温度が26.7℃のところからスタートし、その後の、閉め切られた車内の様子を記録しています。室温の上昇に伴い、ペットボトルの炭酸飲料はキャップを飛ばして噴出。サイダー缶は膨張し、菓子のグミやお絵描きに使うクレヨンなどはドロドロに溶け出します。実験開始から1時間半が過ぎた時点で車内温度は56℃を超え、その後も室温のは上昇。「駐車中の車内温度は、70℃に達することも。」という言葉で締めくくられます。
日産ではこの動画のほか、同社の「カーウイングス」システムを活用し、真夏日(最高気温30℃以上)の予報が出た際に、クルマのナビ画面への警告表示を配信する「真夏日アラート」を実施。また、公式ツイッターなどでも「#熱駐症」に関する情報提供と啓発活動を続けていくとしています。
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