ロシア軍の陣地に「レオパルト」戦車の砲弾が直撃 激戦地の戦闘を上空から捉えた映像が公開される
貴重な機甲戦力として最前線に投入されている模様です。
激戦地に投入されたレオパルト戦車の映像が公開される
ウクライナ国防省は2025年6月21日、同国のレオパルト戦車が、東部ドネツク州のポクロウシク方面で、ロシア軍の陣地を破壊したとする映像を公開しました。

ポクロウシクは、ウクライナ軍の兵站輸送で重要な役割を担っている要衝です。ロシア軍は同地の完全占領を目指し、ポクロウシクの市街地やウクライナ軍の強固な陣地を迂回して包囲する構えを見せており、予断を許さない状況が続いています。
公開された映像では、レオパルト戦車がロシア軍の陣地に対して何度も主砲による攻撃を加えており、カメラを搭載したFPVドローンが一連の動きを上空から捉えています。
ウクライナ国防省によると、戦闘に参加したレオパルト戦車は、陸軍の第5独立重機械化旅団・第1戦車大隊に所属する車両とのこと。同部隊には、「レオパルト1」シリーズのなかでも最も性能向上が図られた1A5型が配備されており、車体および砲塔には国産のERA(爆発反応装甲)パネルを取り付けた車両も確認されています。
「レオパルト1」は、「レオパルト2」やM1A1「エイブラムス」と比べると火力や防御力が劣っているものの、貴重な機甲戦力として最前線に投入されている模様です。
※誤字を修正しました(6月29日9時04分)
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