お盆の高速渋滞、新東名延伸区間の回数は9割減 全国最長は57km
2016年お盆期間における高速道路の渋滞結果(速報)が発表されました。全国では、10km以上の渋滞が昨年より増加した一方、新東名高速が延伸した愛知県の区間では、渋滞回数が9割減少しています。
初めてお盆を迎えた新東名の岡崎SA、利用者数は
国土交通省とNEXCO 3社、本四高速は2016年8月17日(水)、お盆期間(8月6日から8月16日までの11日間)における高速道路の渋滞結果(速報)を発表しました。
全国では、10km以上の渋滞が昨年より39回多い472回発生。うち30km以上の渋滞は15回増の45回を記録しています。下りのピークは今年から「山の日」になった8月11日(木、祝)、上りは8月14日(日)。最も距離が長くなった渋滞は、交通集中と事故により発生した8月14日(日)17時55分ごろの東名高速上り、大和トンネル付近を先頭とするもので57.0kmでした。
今年2月に浜松いなさJCT~豊田東IC間が開通した新東名高速と、並行する東名高速では、昨年よりおよそ17%多い1日平均約13万台の通行がありましたが、新東名高速46%、東名高速54%の割合で利用は分散しています。
同区間の渋滞回数は、東名高速のみだった昨年の22回(うち事故など3回)から、今年は両路線合計で9割減の2回(同1回)に減少しました。ただ、この「2回」も8月13日(土)に東名高速で発生した事故渋滞と、それを迂回するために新東名高速で発生した交通集中による渋滞であることから、NEXCO中日本は「この区間の交通集中による渋滞は、ほぼ解消したとみている」(広報室)そうです。
また、初めてのお盆期間を迎えた新東名高速の岡崎サービスエリア(愛知県岡崎市)は、通常の日曜日は上下線あわせて約3万人が利用しているそうですが、8月13日(土)~15日(月)にはその倍近い人の利用があったということです。
【了】
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