「日本一デカいイオン」から“鉄道空白地帯の街”めちゃ近くなった! ついに延伸「東埼玉道路」 イオン正面突破を避ける“別ルート”もできた!?

埼玉県東部で国道4号「東埼玉道路」が延伸開通しました。鉄道も国道も通っていなかった“空白地帯”の埼玉県松伏町へのアクセスは大変化。しかし既存区間の混雑は相変わらずです。それも避ける“別ルート”もできました。

スマートICが“フル化”でかなり便利に

 それは、常磐道の「三郷料金所スマートIC」を利用するルートです。文字通り三郷本線料金所に併設するスマートICは、これまで下り(水戸方面)入口と上り(東京方面)出口のみでしたが、2025年3月22日に“フル化”。外環道や首都高から常磐道をちょっとだけ利用して、三郷料金所スマートICで下りる、といったことが可能になりました。

Large 20250703 01

拡大画像

3月に開通した三郷料金所スマートIC下り線。奥が本線料金所(乗りものニュース編集部撮影)。

 同スマートICからは、江戸川に並行する県道三郷松伏線や、川の土手沿いの道路で北上できます。どちらも昔ながらの道ですが、交通量は少なく、吉川市と野田市を結ぶ江戸川の「玉葉橋」や、その先の野田橋まで直結しています。

 特に玉葉橋は格段に使いやすくなりましたし、野田橋までも、外環道から東埼玉道路を北上するのと遜色ない時間で到達できるでしょう。吉川市内の東西方向の道路と組み合わせて、レイクタウンへの迂回路的な使い方も可能です。

 もっとも、東埼玉道路は前出の通り専用部の工事も進んでいます。6月時点で、外環道との接続点となる草加八潮JCT(仮称)については、1992年の外環道の開通時にJCT接続を見越して立てられ、長くそのままとなっていた橋脚に足場が組まれているなど、工事の進行を実感する光景が見られました。

 この専用部こそが、レイクタウン周辺の東埼玉道路や三郷市・吉川市の市街地で発生している混雑の抜本的な解決策となりますが、それまで、三郷料金所スマートICを使うルートも有効に機能しそうです。

【日本一のイオン攻略!】開通した「東埼玉道路」と「別ルート」(地図/写真)

最新記事

コメント