「JAL・ANAなら無料だろ」→カウンターで絶望! 外資FSCじゃ普通の「ワナ航空券」回避方法は?

「手荷物預けが無料だからフルサービスキャリアを選ぶ」――これまで“常識”だったこのルールが、海外航空会社では崩れつつあります。しかも、これに関し悲痛な声も。そうしたなかでトラブルなく乗るには、どうしたらいいのでしょうか。

トラブル避けるには「航空会社直予約」が正義?

 ベーシックエコノミーで航空券を購入し、空港カウンターで預け入れ手荷物に料金を払うと、運賃と手荷物料金の合計金額が、預け入れ手荷物無料の予約クラスの運賃よりも高くなることが通例です。そうなると、旅行の予算の節約のためOTAで航空券を購入したことが、かえって裏目に出てしまうことになります。

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JALとANAの旅客機。ともにもっとも低い運賃でも手荷物預けは最低1個無料の対応をとっている(乗りものニュース編集部撮影)。

 こうした“悲劇”を回避するには、まず「外資系航空会社には預け入れ手荷物が有料の予約クラスがあること」をしっかり認識すること、そしてOTAを使い航空券を予約、購入する際は、航空券の利用条件に「預け入れ手荷物が有料か無料か、また無料のときは何kgで何個まで含まれるか」を確認することが重要です。

 ただOTAでの航空券の予約、購入については、こうした預け入れ手荷物のほかにも、マイルが加算されるのか、加算されるとしたら基本マイルに対し何%なのかといった情報が基本的に不足していることがほとんどです。とくにアライアンス(航空連合)で連携する航空会社のマイレージプログラムにマイルを加算できるかどうかは、ほぼ不明瞭と言っていいでしょう。

 手荷物預けができるか不安がある場合以外でも、たとえば“マイル修行”のために確実にマイルを加算したい場合などは、航空会社の公式サイトでの航空券の予約、購入がおすすめです。

【画像】確かにワナだ…これが「ベーシックエコノミー」サービスの全容です

Writer:

1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。

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