「軽自動車に“セルシオ”のシートを積む」 マジであった“軽によくその装備つけたな!”3選
取り回しがよく価格も安いのが利点の軽自動車。しかし、なかには「なんでこんな豪華装備を軽に!?」と言いたくなるような、驚きのモデルがありました。
'80年代の軽にこんな装備ついてたのか!?
ユニークな豪華装備を持った軽自動車はほかにもあります。1989年デビューの6代目「ミニカ」に装備されたのは、なんと運転席の「パワーシート」機能。いまでも軽自動車はレバー式の前後スライドが一般的です。
ミニカのパワーシートは最上級グレードに採用されたもので、エンジン停止後にキーを抜くとシートが最後部まで下がり、キーを差し込むと設定位置まで自動で復帰する、メモリー機能まで有していました。
自動運転などの運転支援システムが発達した昨今ですが、時代を大きく先取りしていたのがホンダの4代目「ライフ」です。2003年に登場した4代目ライフは、2006年に実施したマイナーチェンジで、新たに「Hondaスマートパーキングアシストシステム」をメーカーオプションに設定。これは縦列駐車を含めたバック駐車をアシストするという、当時としてはかなり先進的なアイテムでした。
とはいえ、システム自体は簡易的なもの。操作方法は、まず助手席ドアに刻まれた目盛りを目印に、駐車したい場所のそばにクルマを寄せて停止します。駐車パターンをボタンで選択すると、クリープによる前進とハンドル操作をクルマが自動で行い、理想的なバックの開始位置まで移動。最後に、音声ガイダンスに従ってドライバーが自らバック駐車を行えば、スムーズにクルマを狙った位置に停められる……というアシスト内容です。
「バック駐車なんか自分でできるよ!」というユーザーには逆に煩雑だったかもしれませんが、運転支援システムの黎明期における、ユニークな発明でした。
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寸法やエンジン排気量の厳しい制約のなかで開発される軽自動車は、まさにアイデア勝負の世界です。次はどんなユニークな装備を持った軽が登場するのか、まだまだ期待したいところです。
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