中央線グリーン車を利用する人の「年収」どれくらい? 駅からすでに“課金勢”優遇!? 乗らない人にも訪れた“変化“浮彫りに

中央線グリーン車の利用実態には、年収との明らかな相関関係があるようです。具体的な「要望」についても共通の意見が多く寄せられました。

グリーン車ではなく特急を選択する場合も

 また、グリーン車が必ずしも着席できるわけではない点が、利用をためらわせる要因となっているケースもあるようです。

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特急「あずさ」(画像:写真AC)。

「残りの座席数が分からないため、グリーン料金を支払ったのに座れず、デッキに立って移動することになった。立っているだけでも料金が発生するので損をした気分になる」(40代・女性・首都圏在住)

「必ず座れる保証があれば、通勤にも利用したい」(60代・女性・首都圏在住)

「駅の列車到着案内で、グリーン車の混雑状況が分かるとありがたい」(60代・男性・首都圏在住)

 グリーン券の払い戻しを希望する場合は、車内の乗務員に普通車へ移る旨を伝え、未使用であることの「証明書」を発行してもらう必要があります。しかしこの手続きについて、「面倒に感じる」「一度グリーン車のデッキに立ってしまうと『利用した』と見なされ、払い戻しできなくなる」といった、手続きの煩雑さやリスクの高さを指摘する声も寄せられています。

 こうした意見からは、自由席であるグリーン車と、全席指定席の特急「あずさ」「かいじ」などとを比較する人も少なくないことがうかがえます。

 特急「あずさ」「かいじ」には「指定席特急券」と「座席未指定券」の2種類があり、座席上部のランプによって空席状況が一目で分かります。座席未指定券であっても、空席ランプが点灯していれば着席できるため、一定の「座れる保証」がある点も魅力です。こうした仕組みが、グリーン車より特急を選ぶ理由のひとつとなっているようです。

「ライナーのように座席指定にしてほしい」(40代・女性・首都圏在住)

 このような声からは、かつて運行されていた「中央ライナー」や「青梅ライナー」、およびその後継である特急「はちおうじ」「おうめ」の代替をグリーン車に求めていることが読み取れます。さらに、「ホリデー快速おくたま・河口湖」のような列車の代替としても、グリーン車への期待を寄せる声が見られました。

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