中央線グリーン車を利用する人の「年収」どれくらい? 駅からすでに“課金勢”優遇!? 乗らない人にも訪れた“変化“浮彫りに
中央線グリーン車の利用実態には、年収との明らかな相関関係があるようです。具体的な「要望」についても共通の意見が多く寄せられました。
課金勢の特権? 混雑するホーム
中央線のグリーン車は、12両編成の場合、4号車と5号車に位置しています。回答のなかで一定目立っていたのが、この車両位置に関する声です。
「グリーン車の位置。普段神田で降りるので、2号車が遠くなった。グリーン車は10号車か11号車の位置にしてほしい」(40代・男性・首都圏在住)
「単純に、車両位置をもう少し変えてもらえると、普通車を使いたいときに駅ホームでの移動距離が減って楽」(20代・男性・首都圏在住)
グリーン車付近にコンコースなどへ通じる階段がある駅があり、そのせいで普通車の乗車位置が若干遠くなってしまったという意見が見られました。
一方で、グリーン車を利用する目的としては、「旅行・レジャーのとき」(40代・男性・首都圏在住)や、「荷物が多いとき」(20代・男性・首都圏在住)、「旅行帰りなど、疲れていて手荷物が多いとき」(70代・男性・首都圏在住)といった声も多く、こうした人にはグリーン車の位置は“ぴったり”と言えるのかもしれません。
なお、グリーン車の配置は、湘南新宿ライン、上野東京ライン、横須賀・総武快速線などでも共通しており、多くの路線で4・5号車にグリーン車が設定されています。主要駅のホーム中央に位置する階段やエスカレーター付近にグリーン車が停車するように編成されていることが伺えます。
その結果、グリーン車の利用客にとってはスムーズな乗降や乗り換えが可能となりますが、普通車を利用する人からは「混雑時に階段付近に人が集中しやすく、グリーン車周辺の車両やホームが混雑する」といった指摘もあります。グリーン車が新設された中央線では、利便性の変化や、その感じ方に差が生じているようです。
●アンケート実施概要
・調査機期間:2025年6月26日(金)12時ごろから7月7日(月)14時ごろまで
・調査方法:Googleフォームを利用しての調査
・対象:「乗りものニュース」のSNS(Twitter、Facebook)のフォロワーなど
・有効回答数:511
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