海を爆速ショートカットする「ホーバークラフト」空港アクセス復活! 16年前の廃止時より安い!? バスやマイカーに勝てるか比較してみた

大分空港と大分市街を結ぶ「ホーバークラフト」が16年ぶりの復活を果たします。珍しい乗りものとはいえ、いちど廃止された交通手段。その”競争力“はどれほどでしょうか。

発着場は水面ではない! 不思議な感覚

 大分第一ホーバードライブは当初予定では2024年3月末までの定期就航を目指していましたが、訓練中の事故を重視しての安全対策、さらに船内へのトイレ設置の是非といった課題により、予定より1年以上遅れての運航開始となっています。

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大分空港からのバスは、大分市、別府市方面に、急行タイプからノンストップまで4系統が頻発する(植村祐介撮影)

 このホーバークラフトの大分空港側の発着場は、大分空港ターミナルの南側、到着ロビーから歩いて2、3分ほどの場所に新たに整備されました。乗船口はホーバークラフトの特徴を活かし陸上に設けられ、船体はそこから約650mの舗装されたランプウェイを”走り”、海へと進入します。

 大分市街地側の発着場は西大分港内の一角で、ターミナル施設のほか、利用者向けの立体駐車場やバス乗り場も併設されています。

利便性も運賃も「バスに軍配」

 このように行政も相当な投資をして復活するホーバークラフトですが、既存のアクセスルートと比べての競争力では、その分の悪さは否めません。その理由は所要時間と便数、そして料金です。

 大分空港から西大分ターミナルまでのホーバークラフトの所要時間は35分ですが、そこから大分市街地中心部まではタクシーで10分ほどかかります。そのため空港から大分市街中心部への移動では、約60分のバスと大きな差はなくなります。さらに便数を比べると、飛行機のダイヤに合わせ設定され、待たずに乗れるバスが圧倒的に有利です。

 ホーバークラフトの運賃はアプリ決済で2000円、現地決済で2500円(いずれも片道)となっています。ちなみに2009年のホーバーフェリー廃止時点の運賃は、各種割引もありましたが、通常では片道2980円でした。

 他方、バスの運賃は大分空港から大分市街まで片道1600円です。ホーバークラフトの運賃は前述のように安くても2000円で、これにタクシー代を加えると、大分市街地までは「バスと同じくらいの所要時間で、料金は大幅に高い」ということになります。

 そのため、ホーバークラフトがバスで空港と大分市街を行き来する利用客を奪うことはちょっと考えづらい状況です。

【写真で詳しく見る】ホーバークラフト”使えそう“なのか?(地図/ダイヤほか)

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コメント

1件のコメント

  1. 生石港側にターミナル設置すれば駅近で競争力が発揮されたのでは?あと東九州道が霧や雪で通行止めのときは高速バスが使い物にならないから代替手段としては良いかも

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