北辺の自衛隊キャンプに「時代超えた建物」残ってた! 英戦艦2隻沈めた武勲の飛行隊「いつ壊されるか分からんよ!」

北海道東部の美幌駐屯地には旧日本海軍が使っていた庁舎が今も残っています。80年以上前に建てられた風格ある建物を一般公開に合わせて見てきました。

木更津や土浦に残っていた旧軍庁舎はすでに消滅

 その後、太平洋戦争が終わり旧日本海軍は解散。美幌飛行場にはアメリカ軍が進駐します。それから5年後の1950(昭和25)年には本部隊舎を使って国立療養所が開所するも、ほどなくして警察予備隊(後の自衛隊)が発足し、翌1951(昭和26)年からはその駐屯地(キャンプ)として用いられるようになりました。

Large 20250725 01

拡大画像

美幌駐屯地の創立74周年記念行事に伴う一般開放で実施されていた16式機動戦闘車の体験試乗(松永直也撮影)。

 1952(昭和27)年には警察予備隊が保安隊に改称され、現在の第6即応機動連隊の源流となる第6連隊が創設。そして1954(昭和29)年に保安隊を母体として陸上自衛隊が発足すると、それに伴い同地も陸上自衛隊美幌駐屯地となり、今に至っています。

 実際、現地へ赴くと駐屯地の本部庁舎は、80年前の建物とはいえ充分な威厳と風格を漂わせていました。L字型の形状をした鉄筋コンクリート3階建ての庁舎は、屋根やバルコニーこそ現代風ですが、正面階段の形状などに歴史を感じさせます。

 建物の中も、天井が高く、窓も縦長の作りとなっており、歴史再現ドラマなどで使われてもおかしくないデザインをしています。

 とはいえ、古いのも事実。防衛省は東日本大震災以降、全国各地の駐屯地・基地に残る耐震基準に満たない庁舎などの建て替えを進めています。

 これにより、旧軍時代の歴史ある建物のいくつかは解体されており、たとえば木更津駐屯地(千葉県木更津市)や土浦駐屯地(茨城県阿見町)の本部庁舎は、かつては旧海軍時代の建物が使われていたものの、大規模災害が発生しても指揮機能が継続できるよう、近代的な庁舎に建て替えられています。

 美幌駐屯地の本部庁舎もその意味では、いつ建て替えられてもおかしくないと言えるでしょう。新庁舎への建て替えをするのか、耐震補強を施して使い続けるのか、はたまた史料館などに転用して保存するのか。80年の歴史ある庁舎を見るなら、今のうちなのかもしれません。

【画像】普段は入れません! 風格漂う庁舎内部までイッキ見!

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス