岡山、広島、博多…次々現れる駅名 幕の行先表示、新幹線から消滅か

もう一部にしかない新幹線の方向幕 近い将来…

 かつては、東海道・山陽用の“初代”である0系や(1964年の営業運転開始時は板を差し込む方式)、東北・上越用の“初代”である200系など、多くの新幹線車両がこの方向幕を使っていましたが、現在は1999(平成11)年にデビューした、JR東海に所属する700系電車だけです。

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新幹線で「唯一」になり、「最後」になる可能性が高まっているJR東海700系の方向幕(2016年7月、恵 知仁撮影)。

 そしてJR東海は2019年度末までに、東海道新幹線からこの700系を引退させる予定。つまりそれと同時に、新幹線から方向幕が消えてしまう可能性があるのです。変わっていくその表示に対し、「『のぞみ 岡山』(モモ……)『のぞみ 広島』(お好み焼き……)『のぞみ 博多』(もつ鍋……)『のぞみ 品川』(……品川行きの『のぞみ』なんてあったっけ?)」とホームで楽しめるのも、近い将来、過去の話になるかもしれません。

 なお、700系にはJR西日本に所属する編成もありますが、こちらは方向幕ではなく、LED式の行先表示を採用しています。品川行き「のぞみ」は走っていません。

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コメント

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1件のコメント

  1. JR東海在籍の700系は引退するのですが、JR西日本に移籍したC編成はしばらく健在?ではないでしょうか?