「お盆は渋滞心配だし、早めに帰っとこう」→失敗!? 意外な“穴場デー”とは? 新幹線や飛行機と“混雑日の違い”ハッキリ
お盆期間には高速道路で激しい渋滞が予測されています。それを心配して早め早めに移動しようという人もいると思いますが、「みんな同じことを考えている」かもしれません。
今年のお盆渋滞は「フタコブ型」
NEXCO東日本は2025年7月30日、由木文彦社長の定例会見を開催。同社関東支社の10代目「渋滞予報士」上野 渉さんが登場し、お盆期間における高速道路の渋滞予測について発表しました。

お盆期間の対象は8月7日(木)から17日(日)までの11日間。昨シーズンと比べると、全国で10km以上の渋滞(30km以上の渋滞も含む)では上下線合計で479回と予想されており、お盆期間は荒天による出控えがあった前回と比較すると、62回も渋滞数が増える見通しです。
「今年のお盆期間の渋滞は『フタコブ型』です」
上野さんはこう話します。今年は11日間のあいだにピークが2回あり、日別の渋滞回数のグラフが“2つの山”を描くことを、フタコブラクダの背中にたとえて説明しました。
最初のピークは8月9日(土)から11日(月、山の日)の3連休です。これはレジャー渋滞が中心で、関東支社管内では9日に東北道の下り線で最大40kmの激しい渋滞を予測。11日には上り線の渋滞も激しくなります。
もう一つのピークは、一般的なお盆休みに入る13日(水)からの後半戦。こちらは帰省渋滞が中心で、関東支社管内の下り線は13日(水)がピークとなり、17日(日)にかけて漸減。逆に上り線は13日から徐々に増え、16日(土)がピークとなり、関越道では最大40kmの渋滞が予測されています。
そこで上野さんが呼びかけているのが、フタコブのピークの谷間、8月12日(火)の移動です。もう一つ、上り線はお盆期間最終日の8月17日(日)も、渋滞が比較的落ち着くとしてオススメしています。
実はこの傾向、新幹線や飛行機とも大きく異なっています。
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