専守防衛の自衛隊にステルス機は不要? 空自のF-35導入、そこにある意味とは

2016年9月、ステルス戦闘機F-35Aが航空自衛隊に引き渡されます。「専守防衛の自衛隊にステルス機は不要」という声もあるようですが、実際のところ、どうなのでしょうか。空自のF-35A導入、どこにメリットがあるのでしょうか。

F-35Aに継承された「イジメ」の伝統

 アメリカ空軍は「ノーザン・ライトニング」演習の内容について、「F-22による旧世代機イジメの伝統が、F-35Aに継承された」と報じました。「F-22による旧世代機イジメ」とは、これまで唯一のステルス戦闘機であったF-22が、演習においてほぼ無敵ともいえる状態であったことを表現したものです。

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「世界最強」ともいわれるアメリカ軍のステルス戦闘機F-22「ラプター」(写真出典:アメリカ空軍)。

 F-35Aは、2016年8月にアメリカ空軍へ実戦配備されたばかりの新鋭機ですが、前述のとおり飛行性能自体はあまり優秀とはいえません。そのため、これまで「空中戦に弱い」というイメージで語られることが少なくありませんでした。しかし「ノーザン・ライトニング」演習などにおいて“世界最強”とされるF-22に比肩しうる空中戦能力を持つことが、徐々に明らかになりつつあります。

 そのように、空中戦において圧倒的に強いF-35Aが航空自衛隊に配備される意義は、「抑止力」という意味のうえでも大きいといえるでしょう。

【了】

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コメント

3件のコメント

  1. 現代の空中戦は、電子兵器の活用が勝敗を決します。航空自衛隊の戦闘機は今まで全ての機体でレーダーを装備していました。F-86Fも対空射撃用のレンジング・レーダーを装備していました。レーダー無では機銃の命中率も全く違います。更に現代の空中戦は、レーダー誘導ミサイルと赤外線誘導ミサイルを使って戦います。これらを発射するにはレーダーで相手の位置を把握することが必要です。いくら機動性能が良くても相手を探知できなければ一方的に不利な状況に陥ります。日本に侵攻る国の攻撃機や輸送機が援護戦闘機を伴ってこないということは考えられません。侵攻を防ぐには援護機の援護行動を排除して侵攻戦力を排除しなければなりません。そのためにはこちらも透明人間になっておく必要があるのです。あなたがいくら武道に優れていて私がもう体力の落ちた年寄りでも私の姿が見えなければ我が家に強盗に入っても返り討ちになってしまうでしょう。スティルレス性能は必ずしも侵攻にだけ必要なものではありません。現代のミサイル主体の空中戦と電子線の実相を公開文書だけから学んでも十分防衛に必要だということがご理解できると思います。また専守防衛これは有事の話です、対領空侵犯措置これは平時の領空警備の話です。装備する航空機は有事の性能が優先されます。

  2. 8月の演習相手がF-15でも同じ結果になったでしょうね。もっとも新型機が旧式機を圧倒する話なんてF22に限らず昔からある話だと思いますが。

  3. そうとはいいきれない。アラート任務の場合、F-15は落下式燃料タンクミサイルなどの装備により、空気抵抗が増え、現場に到着するまでの、速度は減少する。また、F-35は以外に戦闘行動半径がけっこうあり、また兵装内臓により、スクランブル時の巡航速度が、たしかF-15より早いというような記述を見た。現場にF-15より早くいける可能性があり、また、探知されにくければ、あいてに知られないうちに優位な位置につけうられる可能性もある。また中国が、ステルス機を領空侵犯に、使い出したら、やはり対抗するためには、ステルス機は必要だろう。ただ一機あたりの値段が高すぎる。どんな兵器も必要以上の数を保有できないと、整備のことを考えると、実働機数が足りなくなる恐れがある。特にF-35は、飛行するたびにステルス塗料を塗り直さなければならないと聞いたことがある。40機程度では全然機数が足らないと思うね。せめて最低でも100機くらいは必要だろう。尖閣防衛や対ロシアのためにもね。まだ当面は、F-15やF-2でも大丈夫だが。

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