知られざる「自衛官の婚活事情」初見殺しな“トーキングフェス” 行ってみたら赤っ恥でした!
昨今、自衛官と結婚したいという女性が増えているとか。そこで、海上自衛官の妻である筆者が夫と知り合った当初のことを振り返ったら、あまりにも赤面ものの馴れ初めを思い出してしまいました。
海上自衛官と結婚する場合のポイントは?
こうして振り返ってみると、我ながら「よく結婚できたな」と思えるほど急カーブでの馴れ初めですが、とにかく海上自衛官にとって出会いは奇跡のようなもの。どんなきっかけでも結婚につながれば拍手喝采といった具合です。ちなみに、現在では海上自衛隊の婚活パーティーは民間のサービスが引き継ぎ、定期的に婚活イベントを開催しています。
ほかにも、同僚からの紹介や上官個人主催による婚活イベントなど、とにかく婚活に積極的な海上自衛隊ですが、決して「女性に家事を任せたい」というような古臭い考えからではありません。むしろ海上自衛官の多くは、任務の特性上、洗濯・掃除・アイロンがけといった家事スキルにおいて非常に高いレベルの自立力を持っています。料理は個人差がありますが、少なくとも洗濯物のたたみ方とワイシャツの仕上がりには一家言あるタイプが多めです。
つまり、海上自衛隊の結婚観は「家事の分担」ではなく「チームとして支え合う」ことが前提。配偶者とは、人生という海を航海する仲間そのもの。誰かが一方的に負担を背負うのではなく、お互いが無理のない範囲で力を出し合うパートナーシップが大切なのは間違いありません。
さらに艦艇勤務ともなれば、年間の半分は海の上。連絡もままならない期間があるため、相手に依存しすぎず、精神的にも物理的にも自立した関係性が理想となってきます。
というわけで、次回は「海上自衛官と結婚したい」「ちょっと興味があるかも」という方に向けて、知っておくべき海自ならではの特徴や、婚活時に押さえておきたいポイントをお届けします。
特別職国家公務員ならではの独特な文化、その奥深さ(?)を一緒にのぞいてみましょう!
Writer: たいらさおり(漫画家/デザイナー)
漫画家・デザイナー。夫のやこさん、娘のみーちゃんと暮らすのんきなオタク。海自にはまってからあれよあれよと人生が変わってしまった。著書「海自オタがうっかり『中の人』と結婚した件。(秀和システム)」「北海道民のオキテ(KADOKAWA中経出版)」各シリーズ発売中。
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