“日本イチ暑い場所にある遊園地”実は夏場でも快適に利用できる!? 観覧車に隠された秘密とは
日本一暑い遊園地となったオートミライ華蔵寺公園遊園地。どんな特徴を持った遊園地なのでしょうか。
休憩所代わりのレア車両もあり もちろん冷房付き!
また、園内には興味深い展示物もあります。国鉄時代に製造された183系特急形車両の先頭車「クハ183-1529」が、来園者向けの無料休憩施設として保存・公開されています。

実はこの場所には以前、C61形蒸気機関車が静態保存されていましたが、同機関車は2010年にJR東日本により引き取られ、レストアのうえ動態保存となり、「国鉄C61形蒸気機関車20号機」として現在も運用されています。
その代替として寄贈され、2014年3月に公開が始まったのが、クハ183-1529です。この車両は1978年7月に運行を開始し、L特急「とき」として上野~新潟間を走っていました。
夏場の高温下では誰も入らないのではと思われがちですが、実はこの車両、空調設備は現在使用不可ですが、後付けで冷房が設置されており、いつもの車内は快適な温度が保たれています。そのため、昼食の弁当を食べるスペースとしても利用されています。
前橋市から訪れたご家族に話を聞くと、「車内は暑いと思っていましたが、意外にも快適で驚きました」とのことでした。なお、運転台部分も見学可能ですが、そちらには冷房が効いていないため注意が必要です。
その他、園内にはジェットコースターや急流すべりのほか、昔ながらのサイクルモノレール、メリーゴーランド、レーザー銃を使った「スーパーシューティングライド」など、様々なアトラクションが揃っています。
華蔵寺公園で特筆すべきは、その乗り物料金の安さです。乗り物利用券は1枚70円で、観覧車やジェットコースターといった最も高額なアトラクションでも4枚(280円)で乗ることができます。1枚で利用できる乗り物も多く、他の民間遊園地に比べて圧倒的にリーズナブルです。
この手頃な料金に魅力を感じて訪れる人も多いようです。市内から訪れた家族連れの父親は、「家族で半日遊んでも1万円いかないので、すごいところですよ」と話してくれました。
ちなみに、華蔵寺公園には遊園地以外のエリアもあり、大きな滑り台や、つつじや桜の木が多数植えられた公園、鳥の観賞用ドームなども整備されています。もう少し涼しい季節に訪れれば、朝から夕方までたっぷり楽しめる施設です。
Writer: 斎藤雅道(ライター/編集者)
ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。
コメント