普通車専用マス“激減!?”「新東名」のPAで大型車マス大拡張 周回路も廃止 “駐車マナー”ますます重要に
NEXCO中日本が2025年9月1日から、新東名の長篠設楽原(ながしのしたらがはら)PA下り線(愛知県新城市)で駐車マスの拡張工事を始めました。
最高速度120キロ区間が終わって一息つくPA「激変」
NEXCO中日本が2025年9月1日から、新東名の長篠設楽原(ながしのしたらがはら)PA下り線(愛知県新城市)で駐車マスの拡張工事を始めました。

同PAは普通車の最高速度が120km/hに設定されている静岡県内の6車線区間が終わり、愛知県内に入って最初のPAです。大型車マス75台、小型車マス65台(障害者用など除く)で、両者の区画は明確に分けられ、小型車エリアは周回可能な構造となっていました。
リニューアル後は、小型車エリアを廃止し、大型車エリアやトレーラー用マスを大幅に拡張。周回路もなくなります。大型車の駐車可能台数はプラス71台の146台と、現在のほぼ2倍となります。
これに伴い、商業施設に近い区画はほとんどが、大型車1台分にも小型車2台分(縦列)にもなる「兼用マス」となります。小型車専用マスは、その一画に6台分のみ設けられる見込みです。
兼用マスの場合、大型車は小型車が1台入っていると、その列には停められなくなってしまいます。NEXCO各社はしばしば兼用マスの利用マナーとして、小型車の「横並び」駐車ではなく「縦列駐車にご協力を」と呼びかけています。もちろん、大型車が枠に収まらないような駐車をすれば、複数台の小型車が利用できなくなる場合もあります。
SA・PAの小型車エリアと大型車エリアはしっかり区画が分けられるのが一般的ですが、夜間帯を中心とした大型車マス不足のために拡充が進む東名・新東名では特に兼用マスが増え、小型車専用のマスが“ゼロ”になっているPAも。大型車・小型車ともに、お互いを意識したマナーがより重要になりつつあるようです。
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