「アニメじゃない!?」有人戦闘機が無人戦闘機を指示する映像をボーイングディフェンスが公開 近くホントのことになる?

ボーイングの防衛部門であるボーイング・ディフェンスは2025年9月5日、開発中の多用途無人機 MQ-28「ゴーストバット」の運用を想定したCG映像を公開しました。

タッチパネルで無人機に「先行しろ」と指示!?

 ボーイングの防衛部門であるボーイング・ディフェンスは2025年9月5日、開発中の多用途無人機 MQ-28「ゴーストバット」の運用を想定したCG映像を公開しました。

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MQ-28A「ゴーストバット」(画像:ボーイング・ディフェンス・オーストラリア)

 MQ-28は、ボーイング・オーストラリアがオーストラリア空軍向けに開発されている無人機で、主に敵の防空圏内などに有人機に先行して進入し、偵察を行うことが想定されています。これにより、対空ミサイルシステムや敵機、敵艦などを発見し、得られた情報を有人機に伝達。有人機がそれをもとに攻撃を行うといった運用が可能です。また、敵に捕捉された場合には、MQ-28が盾となって有人機を防護する役割も担います。オーストラリアとしては約50年ぶりの国産機でもあります。

 公開された映像では、F-15EX「イーグルII」とみられる機体とMQ-28が登場。MQ-28は、有人機であるF-15EXの指示を受けて敵勢力圏内へ先行します。その操作はタッチパネルによって視覚的に行われており、直感的で比較的簡便な印象を受けます。

 映像中では、おそらく母機からの遠隔操作ではなく、自律飛行の状態でMQ-28が敵の対空ミサイルシステムを発見。補助センサーとして誘導支援を行い、F-15EXが対地ミサイルを発射するという一連の動作が描かれています。

 さらに、映像のMQ-28には、現在の試作機には見られないブーム方式による空中給油用レセプタクルも確認されました。無人機は、パイロットの疲労・食事・睡眠といった要因を考慮する必要がないため、指令を担当する有人機を交代制にすることで、無人機自体の飛行継続時間を大幅に延ばすことが可能です。

 とはいえ、無人機でも燃料補給は必要です。今回の映像は、そのような長時間任務への対応を見据えた機能を、将来的に備えることを示唆する内容である可能性があります。

 ちなみに動画で有人機がF-15EXだったのは、同機を購入する可能性のあるポーランドや、既に運用しているアメリカ空軍にMQ-28の性能をアピールする狙いもあると思われます。

【画像】離陸してる!? これが、演習中のMQ-28A「ゴーストバット」

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