「カローラなんとか」が多すぎる!? 忘れられない“派生車”たち 皇室も未だに乗ってるって!?

トヨタ「カローラ」は、これまで幅広いバリエーションを展開してきましたが、なかには現在までに消滅してしまった派生モデルも存在します。かつて人気を誇った代表的なモデルを振り返ります。

皇后雅子様の愛車として有名に!「カローラII」(1982年)

 1982年、カローラの弟分として登場したのが「カローラII」です。カローラと「スターレット」の中間的なモデルであり、「カローラ」を名乗りつつ、実はカローラとメカニズム的に関連のない小型車の「ターセル」「コルサ」兄弟がベースでした。

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世界中にカローラの底力を示したラリー仕様モデルの「カローラWRC」(画像:TOYOTA GAZOO Racing)

 カローラIIはハッチバックタイプのみの設定で、当時人気を集めていたマツダ「ファミリア」に対抗すべく開発されたと言われています。特に、初代はテニス選手のジョン・マッケンローを起用した広告もあって、30万台オーバーの販売実績を記録。1999年の生産終了まで、4世代にわたって販売されました。

 ちなみに、カローラIIは皇后雅子さまが3代目モデルを愛用していることでも有名です。天皇陛下(当時は皇太子さま)とご成婚される前から乗られており、なんと30年以上も愛用しているとのこと。2024年には、その運転風景も公開されています。

カローラスポーツの先祖といえる「カローラFX」(1984年)

 カローラIIの発売から2年後の1984年、カローラシリーズには、もう1台のハッチバックモデルである「カローラFX」が追加されています。こちらはカローラIIと違い、当時の5代目カローラをベースに開発されたモデルですが、特にヨーロッパやオーストラリアなど、ハッチバック需要が高い海外の地域で人気を集めました。

 カローラFXは5代目~7代目カローラに設定されたものの、日本では今ひとつ人気が伸び悩み、1995年をもって販売中止になりました。

一方、ヨーロッパ市場ではシリーズのメインモデルとなり、1997年からは世界ラリー選手権(WRC)に、8代目カローラのハッチバックを基にした「カローラWRC」が参戦。1998〜1999年にかけて4度の優勝を果たしています。

 その後、日本市場におけるカローラのハッチバック版は「カローラランクス」(2001~2006年)を経て、2018年に現行型の12代目モデルより「カローラスポーツ」として復活。2023年からはスポーツをベースとしたホットモデルの「GRカローラ」も加わり、人気を集めています。

現行カローラは5モデルをラインナップ

 現在、カローラシリーズは基本形といえる4ドアセダンのほか、ツーリング、スポーツ、GRカローラ、SUVのクロス、そして5ナンバー車として先代型を継続販売してきたアクシオとフィールダーの7タイプ(このうち、アクシオとフィールダーは2025年10月に販売終了の予定)をラインナップしています。

 来年2026年には誕生から60周年を迎えますが、いつの時代も多様なニーズに応えてきたことが、カローラの凄さなのだと感じます。

【どれくらい知っていますか?】これが歴代の「カローラ」派生モデルたちです(写真で見る)

Writer:

1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。

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