50年前は4000kmあった北海道の鉄道、いまは2500kmに 「維持困難」でさらに半減か

「単独では維持困難な線区」すべて廃線だと、残るのは…

 JR北海道の「単独では維持が困難な線区」、一部報道によると、それは10路線13線区で、長さにすると計1237.2km。もしそれら線区が廃止されたら、JR北海道の路線は、営業キロの長さが現在の半分近くになってしまう計算です。北見・網走方面を走る石北本線や釧網本線、根室本線の滝川~新得間と釧路~根室間、宗谷本線の名寄以北、日高本線などが含まれます。

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「単独で維持困難な線区」とされる13線区すべてが廃止された場合の、北海道におけるJR路線網。このほか青森県内の在来線中小国駅、新幹線新青森駅までもJR北海道の路線(乗りものニュース編集部作成)。

 北海道では、この30年間で札幌圏を除くすべての地域で人口が減少。2015年4月現在、北海道内179の自治体のうち、80%を超える149市町村が「過疎地域市町村」として公示されています。北海道は九州のほぼ倍の面積がある一方、人口はそのおよそ半分。人口密度は全都道府県で最も低い、1平方キロメートルあたり68.65人です(2015年国勢調査による)。

 このような状況のなか、JR北海道と自治体などのあいだで、今後について協議が始まる見込みです。

【了】

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コメント

14件のコメント

  1. それだけあった線路を走っていた大半は、たぶん貨物列車だよね。

  2. あれだけ細かい路線図出すなら、1964年当時として白糠線も入れてほしかったです。
    当時、NHKでも開業・廃止で論議された路線であり、そこが抜け落ちているのは腑に落ちません。
    何らかの追記をして頂けると助かります

    • 何月ベースで路線図を作ったか知りませんが、1964年の10月開業だから抜け落ちたんじゃないかな?

  3. 人口が500万人の北海道に4千キロの鉄道か。
    多くは貨物輸送の為だったんだろうけど、いくらなんでも線路を敷設し過ぎだね。

    最後の路線図が・・・・だけど、
    札幌から稚内・網走・根室までの基幹路線ぐらいは残して貰いたいような。(鉄ヲタ目線)

    • 石炭の為の路線も多かったはず。九州北部も炭鉱路線は消えてった。

    • 北海道の場合は人口分布や距離の他にも、自然環境が厳しい。たぶん車両も軌道も建物も極寒地対応で、他地域よりも手間もコストも余計にかかるのではないかな。

      だからと言ってそれらをケチって色々トラブらせたのは、余計に維持困難な路線を増やしてしまったようにも思う。

    • 北海道の鉄道は敷設コスト安かったからねー(囚人の役務として鉄道や道路の敷設作業をやらせていた)

  4. JR北海道の言うように単独維持出来る区間は少なく、上下分離方式による補助を行うのが良いように思います。

    そのかわりに線路は公有となる訳ですから、
    地域独占を認めず、新規参入を促してはいかがでしょうか?
    例えば、JR東日本や西日本のクルーズ列車を走らせる様にしても良いのでは無いかと思います。

  5. 鉱業・林業の衰退、モータリゼーション、人口減少・・・
    残念だけどどれも時代の流れだよねえ だれが悪いというわけでもなく
    今の北海道には何千キロもの路線網は見合わなくなってしまった

  6. 国鉄民営化し民間企業になったのだから保守除雪もすべて自前でやってね。と国や道がたいしたバックアップもせず、でも廃線はしないでね。と収益性の悪い路線も持たせたまま、高速道路を整備し競争相手を有利にしています。
    景気悪化し基金の利子補填が悪化しても国や道、JR他社は手を貸したがらない。
    手元資金も乏しいから経営資本をローカルより都市間に集中した挙げ句、特急車両の不具合多発で速度低下に、またローカルキハ40の廃車による減便もしました。
    クルーズトレインと言うお話もありますが、使える車両不足で道東観光の目玉になっていた流氷ノロッコも運転休止になる状態です。
    こんな状態でJR北海道だけが悪者になっているのがイマイチ釈然としません。
    せめてローカル用の気動車を国や道が購入しJR北海道にリースしていたら、もう少し地域の鉄道が守れたのではないかと思いました。

  7. 高速道路の延伸と対称的に鉄道網が縮小している状況ですね。我々が鉄道に支払う運賃だけでは、運行と維持の経費に充てるだけで精一杯で、新たな設備投資まではとてもできないとのこと。救いの神になりそうなJR東日本も、民営化されて株主がいる以上、むやみに手をさしのべられなくなっていることが残念です。
    線路、車両、駅舎の保有と維持管理まで全部含めて公の負担で実施して、運営だけを民間に任せるしか生き残れないのではないかと思います。そこまで税金で負担することを道民や国民に納得してもらえるかどうかです。道路の整備や維持管理も税金でまかなわれているのでハードルは一見低そうですが、高い運賃を支払ってまだ税金を投入しないと成り立たないものなのか、金を失う道だと思われてしまうとちょっとつらいですね。

  8. もし、こうなったら農産物の貨物輸送はどうなるんだ。
    JR貨物との協議して、ここまで減る事は無いと思うけどな

  9. 逆に今までの路線が多すぎたと考えるべきでしょう
    北海道が人口500万の国家だったらこれだけの鉄道路線が敷かれていただろうか?

    • アイルランドが気候条件・人口とも似てますね
      ちなみにアイルランド国鉄の総延長は約2000km
      ただヨーロッパ他国と鉄道でつながっていないので貨物輸送依存はこっちのほうが低いかも