「ピンクの新京成」まだ健在? 合併から半年、京成松戸線はどれくらい“京成カラー”に染まったか
新京成電鉄が京成電鉄に吸収合併されてから半年が経過しました。新京成線だった現在の京成松戸線で、かつてのピンクの電車はどれくらい見られるのか探索してみました。
思ったよりもピンクが多かった
京成電鉄とコラボした山崎製パンの「ランチパック」が、2025年9月1日から期間限定で販売されています。3種類のパッケージがあり、それぞれ、スカイライナーAE形、3200形、そして新京成から京成カラーに変わった8800形の電車が描かれています。

京成松戸線(旧新京成線)を以前訪問した際は、京成カラーの車両は運用されておらず、くぬぎ山車両基地(千葉県鎌ケ谷市)で塗装を変更している状況でした。それがついにコラボ商品のパッケージにまで登場したのです。
では、2025年4月に新京成電鉄が京成電鉄に吸収合併されて以降、京成松戸線の電車は、どれくらい塗装が変更されたのか、9月下旬に探索してみました。
降り立ったのは、薬園台~前原間の撮影ポイント。ここで1時間、京成津田沼方面行き電車のカラーを観察することにします。滞在中に見たのは次のとおりでした。
・8900形8938編成(ピンク)
・8800形8813編成(復刻塗装)
・80000形80056編成(ピンク)
・8800形8803編成(ピンク)
・80000形80046編成(ピンク) ※10月に入り京成カラーへ変更
・N811形N818編成(京成カラー)
・8900形8928編成(ピンク)
ほぼピンクです。この日は8800形の復刻塗装が運用に入っていたこともあり、特に京成カラー編成を見かける機会が少なかったようです。N800形の復刻塗装も運用されており、趣味的にはなかなか魅力的な日でもありました。
60分の間に唯一京成カラーを見かけたN800形は5本が在籍していますが、この時撮影したN818編成と、N828編成の2本が京成カラーに変更されています。さらにN838編成は2024年7月に登場時の姿に復刻されていることから、ピンク塗装はN848・858編成の2本のみ。撮影日時点で、ピンク塗装の割合が少なくなっている唯一の形式でもあります。
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