ANAが”結構驚きのビール”を出してきた! 原料は「バナナ」…どんな味が? 飲んでみたら「ビールの概念超えてきた」
ANAが「原料にバナナを使ったビール」を販売しています。このビールはどのような味なのでしょうか。実際に飲んでみました。
バナナ丸ごと1本!
みなさん、ビールはお好きですか?筆者は大のビール党で、1日1リットルは飲んでしまいます。ただ最近は、ぽっこりお腹が以前にも増して気になるようになったため、泣く泣くハイボールに切り替えているところです。そんななか、ANA(全日空)がグループ2025年10月から公式通販サイトなどで、ちょっと珍しいビールを販売しています。「原料にバナナを使ったビール」です。今回はこの商品を実際に飲んでみました。

『バナバナブリュー』と呼ばれるこのビールは、客室乗務員や整備士などANA社員の発案によって誕生したもの。ANAフーズが輸入する「田辺農園バナナ」の規格外品を1缶あたり丸ごと1本使用しているといいます。使用されているバナナは、味には問題がないものの、表面の傷やサイズの違いなどで規格外となったもの。つまり、この商品はフードロス削減の取り組みでもあるのです。
価格は1缶(350ml)600円で、ギフト用BOX入り3缶セットは2000円。缶を開けた瞬間、ふわっと漂うバナナの香りに驚きます。「なるほど、これが“丸ごと1本分”の香りか……」と納得。色合いもやや明るめで、どこかバナナを思わせます。
実際に飲んだ第一印象は、「あれ?ビールにしては強くない?」というもの。調べてみると『バナバナブリュー』のアルコール度数は8%。すっかり5%くらいだと思い込んでいたので、これはうれしい誤算でした。
味わいは香りほどバナナが主張するわけではなく、後味にほんのり甘みが残ります。少しワインのようなニュアンスも感じられ、ゴクゴク飲むタイプというより、ゆっくりと時間をかけて味わいたいビールです。一般的にビールといえば焼肉やラーメンが定番ですが、『バナバナブリュー』はステーキなどとの相性が良さそうです。コクがしっかりしているので、広く知られている銘柄だと「エビスビール」が好きな人はかなり好みなんじゃないかと感じました。ちなみに筆者は大の“エビス派”ですが、お値段がするのでいつもは別銘柄にしています。
『バナバナブリュー』は公式通販サイトのほか、羽田空港や成田空港のANA系ギフトショップ「ANA FESTA」などでも販売されているようです。
ちなみに、このビールを発案したANA社員によると、「あえてワイングラスで、香りの変化を楽しみながら時間をかけてゆっくりと味わってみてください」とのこと。ただ筆者は残念なことにワイングラスといったオシャレなものは持っておらず、ワインを飲むときはいつも湯呑み茶碗なので、この楽しみ方はできませんでした。
Writer: グルメ満二郎(交通系グルメ食べる人)
駅や空港などでB級グルメを探すのをライフワークとしている。好きな言葉は「ニンニクアブラ」。
コメント