鹿児島市電に新型超低床車「ユートラムIII」来年3月導入 「交通局カラー」踏襲
鹿児島市電に新型の超低床電車が導入されます。新車導入は9年ぶり。昭和30年代に登場した500形電車の更新車両という位置付けです。
3代目「ユートラム」 初代から10席定員増
鹿児島市交通局は2016年11月1日(火)、市電に超低床電車の新型7500形「ユートラムIII」を導入すると発表しました。
鹿児島市電の初代「ユートラム」こと1000形電車は、国産初の床面フルフラット車両として2002(平成14)年に登場。これに続く7000形電車「ユートラムII」は、1000形よりも全長を3m、定員を23人増やしたもので、2007(平成19)年にデビューしました。
今回、9年ぶりの新型である7500形電車「ユートラムIII」は、車体長が1000形とほぼ同じでありながら、運転室を縮小して客室部分を拡大することにより、定員を10名増やしています。
鹿児島市交通局によると、車体色は「市民になじみのある交通局カラー」で、“芝生軌道”の「緑色と一体化」するような配色にすることにより、スマートさを表現したといいます。
7500形電車は、昭和30年代に導入された500形電車の更新車両として、2017年3月下旬に2両導入される予定です。
【了】
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