そのデビューは「結構な衝撃だった」「新幹線よりも楽」 “便利だと思う直通運転”で反響多数! 首都圏の鉄道をガラッと変えた?

乗りものニュースでは読者アンケートを実施。「便利な直通運転」に関する意見を募集したところ、湘南新宿ライン・上野東京ラインに多くの票が集まりました。

場合によっては新幹線よりも早いなんてことも!?

 2015年に開通した「上野東京ライン」は、宇都宮線・高崎線・常磐線から上野駅・東京駅を経由し、東海道線まで直通して走る運転系統の通称です。上野駅止まり、東京駅止まりだったこれらの列車が走る上野-東京間の線路が2015年に開通したことで、直通運転が始まりました。

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上野東京ラインではE531系が使用されることも(画像:写真AC)

「東京駅での乗換解消と混雑解消」(50代・男性・首都圏在住)

「東北線と東海道線がつながったことで山手線の混雑が少しらくになった」(30代・男性)

「並行する山手線、京浜東北線、千代田線の混雑が緩和されてるのを身を持って体験したから」(20代・男性・近畿在住)

 湘南新宿ラインの開通後、山手線西側の混雑は緩和された一方で、東側の混雑は依然として深刻でした。上野東京ラインは山手線や京浜東北線の混雑率を大幅に減少させる効果をもたらしました。

「東海道新幹線にそのまま乗れる、山手線乗る時間が減る」(20代・男性・首都圏在住)

「新幹線の遅れがあった時に東京上野ラインの方が早かった」(50代・男性・首都圏在住)

「大宮駅から乗車して上野駅での乗り換えが無くなり東京駅へ行くのが楽になった」(50代・男性・首都圏在住)

「上野駅での京浜東北・山手線への乗り換えが無くなった。特に上野駅の低いホームに着く列車だったら地獄だった」(30代・男性・首都圏在住)

 乗り換えが解消されたことだけでなく、京浜東北線の「快速」のさらに快速的な機能を果たしている点も評価されています。

 一方で、湘南新宿ラインと上野東京ラインは、「大宮~赤羽間では停車駅の違いこそあれ並走し、赤羽から先は山手線の東西に分かれて横浜で再び合流し、横浜~戸塚間も走行する線路が違う(湘南新宿ラインは横須賀線、上野東京ラインは東海道線を走行)」という独特な運転形態や、同じ車両を使用していることによる“見分けづらさ”を指摘する声もあります。

とはいえ、「乗り換え・乗り継ぎに要する時間を考慮せずに到着時間がわかる(所要時間が簡単に計算できる)」(50代・男性・首都圏在住)、「生活圏を広く持てる」(30代・男性・首都圏在住)といった意見からは、湘南新宿ラインと上野東京ラインが人々の行動範囲を大きく広げ、定着していることがうかがえます。

【アンケート結果】これが湘南新宿ライン・上野東京ラインが便利な理由です(画像)

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コメント

1件のコメント

  1. 以前は東海道線と高崎線は直通していた。確か東北新幹線の用地確保のために分断されたと記憶している。

    1969年に横浜から上尾まで通しで乗ったので間違いない。車内販売でアイスを買った気がする。

    ということで上野東京ラインは復活したのが正解。

    但し直通する本数は少なかったので、今の便利さは無かったと思われる。