そのデビューは「結構な衝撃だった」「新幹線よりも楽」 “便利だと思う直通運転”で反響多数! 首都圏の鉄道をガラッと変えた?

乗りものニュースでは読者アンケートを実施。「便利な直通運転」に関する意見を募集したところ、湘南新宿ライン・上野東京ラインに多くの票が集まりました。

副都心を経由し大宮~横浜を結ぶ

「乗りものニュース」では、2025年10月8日(水)から10月15日(水)にかけて、読者アンケートを実施。便利だと思う鉄道の「直通運転(乗り入れ)」や、「復活してほしい直通運転」「今後、直通運転してほしい路線」などについて意見を募集しました。

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湘南新宿ライン・上野東京ラインで使用されるE233系(画像:写真AC)

「便利だと思う直通運転」としては、「上野東京ライン」と「湘南新宿ライン」の東海道線・宇都宮線・高崎線・常磐線・横須賀線直通に関する意見が多く寄せられ、合計で42票を集めました。

 2001年に開通した湘南新宿ラインは、「埼玉、神奈川方面から東京副都心への乗り換えなしを実現した」(20代・男性・近畿在住)、宇都宮線・高崎線から池袋駅・新宿駅を通り、東海道線・横須賀線まで直通する運転系統の通称です。

 この湘南新宿ラインは、「宇都宮線~横須賀線直通系統」と、「高崎線~東海道線直通系統」に分かれており、原則として戸塚~西大井間は横須賀線と、大崎~池袋間は埼京線と線路を共用しています。

「横浜在住だったこともあり、都内(新宿池袋方面)を経由して大宮以北まで乗り換えなしで行けるのは結構な衝撃だった」(50代・男性・首都圏在住)

「これで湘南方面や北関東方面から乗り換えなしでアクセスできる駅が増えた」(10代・男性・首都圏在住)

「23区西部から埼玉北部方面への移動が格段にスムースになった」(男性・首都圏在住)

 乗り換えの利便性に関して具体的に、「(高崎線沿線から)乗り換えなしで横浜に行けるので、新幹線を利用するより楽」(40代・男性・北関東在住)、「(宇都宮方面から)接続がよければ東北新幹線と埼京線を乗り継ぐより便利」(50代・男性・北関東在住)といった意見も挙がりました。

 さらに、「南北の行き来が圧倒的に楽になった。平行して走る山手線も空いた」(50代・男性・首都圏在住)といったように、湘南新宿ラインの開通は山手線や埼京線の混雑緩和が目的でした。

 当時、私鉄各社が相次いで相互直通運転を開始し、東京・神奈川・埼玉を結ぶ交通ネットワークを拡充していたこともあり、JR東日本として新宿方面への直通を実現した背景には、こうした競争環境への対抗策という側面もあったとされています。

【アンケート結果】これが湘南新宿ライン・上野東京ラインが便利な理由です(画像)

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