わずか17秒の侵入でも緊張走る…ロシア軍機がNATO加盟国の空に 無人機以外も頻発する領空侵犯
リトアニア国防省は2025年10月23日、ロシア軍の航空機2機が同国領空に侵入したと発表しました。
リトアニア首相は遺憾の意
リトアニア国防省は2025年10月23日、ロシア軍の航空機2機が同国領空に侵入したと発表しました。
侵入した機体はSu-30戦闘機とIl-78空中給油機で、カリーニングラード地域からリトアニア領内へ約700メートル侵入しました。侵入していた時間は17秒間とされています。
空中給油訓練中の誤った侵入であった可能性も指摘されていますが、ここ数か月、北大西洋条約機構(NATO)加盟国へのロシア軍によるドローンや軍用機の領空侵犯が相次いでいることもあり、リトアニアのインガ・ルギニエネ首相は「この事件は、ロシアがいかにテロ国家のように振る舞い、国際法や隣国の安全保障を無視しているかを改めて示しています」と遺憾の意を表明しました。
なお、同空域はNATOの警戒空域となっており、警備任務に就いているスペイン空軍のユーロファイター「タイフーン」戦闘機が緊急発進しました。
NATOでは、航空戦力の乏しいリトアニア、ラトビア、エストニアの3国に代わって、加盟国がバルト海上空の監視を行っており、有力な空軍を持つ加盟諸国が持ち回りで警備任務を担当しています。





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