最新型「ホンダジェット」JMS2025に降臨! 乗ったら思わず「狭っ!?」→実は“クラス最大級”の広さでした

「ジャパンモビリティショー2025」でひときわ目立つ、ホンダブースの「HondaJet Elite II」に緊急搭乗しました。世界一の販売実績を誇る小型ジェット機の最新モデル、その機内は上質なものでした。

上質だけど「意外と狭い?」富裕層の雰囲気をチョットだけ体験

「ホンダジェット エリート2」の搭乗口のドアは意外にも小ぶりです。身長180cmの筆者はかがみながら機内へ。乗り込むと正面には添乗員用のシートが1席、左手はすぐにコックピット、そして右手奥にキャビンが広がります。

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JMS2025のホンダブースに展示されていたホンダジェット エリート2(モックアップ)。機内は実機と同じ上質な素材で仕上げられていた(宇野 智撮影)

 キャビンは独立したシートが4席、対面式に配置されています。ビジネスでの移動や商談にも最適なレイアウトです。内装は明るいアイボリー基調で統一され、過度な豪華さはありませんが、極めて上質な仕立てであることがうかがえます。

 シートに腰を下ろすと、格調高い本革の感触とともに、やや硬めでしっかりとした座り心地が伝わってきます。これなら長時間のフライトでも疲れにくそうです。

 シートは前後・左右にスライドし、フルフラットにはならないものの、リクライニング角度はかなり大きくとられてくつろげます。

 外から見た機体の大きさの割には「思ったより狭いな」というのが、乗り込んでみた際の正直な第一印象でした。しかし、これは小型ビジネスジェット機としてはのハナシ。説明員いわく、同クラスの航空機の中では最大級に広いキャビンを実現しているとのことでした。

 また、静粛性は同クラス他社機より高く、振動も少ないというメリットも兼ね備えているといいます。

 キャビン最後部にはトイレがあります。インテリアモックアップでは扉が半開きのままで固定されていましたが、実際にはしっかりと閉めることができ、音はしっかり遮断されるという説明でした。

 コックピットには入ることができませんでしたが、アクリル板越しに見学できました。計器類はガーミン社製のグラスコックピットで、すべてデジタル表示。説明員によれば、パイロットの疲労軽減も十分に考慮した、快適性を重視した設計になっているそうです。

 5分ほどの限られた時間で、もちろん飛行体験も伴わない“試乗”ではありましたが、乗り込んだ瞬間のワクワク感は格別でした。富裕層や企業のトップが移動手段として利用するという、普段触れることのない世界の一端を垣間見た気がしました。

【コックピットが眩しい!】ホンダジェット エリート2の機内をイッキ見(写真)

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Writer:

エヴァンジェリストとは「伝道者」のこと。クルマ好きでない人にもクルマ楽しさを伝えたい、がコンセプト。撮影、執筆、編集をすべてこなし、取材や試乗で日々日本全国を駆け巡っている。鉄道、航空機、船舶など乗りもの全般、交通にも造詣が深い。

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コメント

1件のコメント

  1. 「JMS2025に降臨」という言い方はおかしい