ドミノ・ピザ、配達にトナカイ起用? 計画責任者に聞くその理由 背景に冬場の厳しい配達事情

大雪で交通麻痺 そのとき、ピザのデリバリーは

 そもそもドミノ・ピザは1985(昭和60)年9月、日本初のデリバリーピザチェーンとして、日本国内での営業を始めました。当初から配達に使用している3輪バイクは、日本の交通事情を考慮してメーカーと共同開発したもので、その初号機「ジャイロ1号」からほぼ大きな変化なく現在に至るそうです。

「もともと屋根のあるバイクはありませんでしたが、その『屋根とピザを収納するボックス』という、この手のバイクの仕様は、当社とバイクメーカーとで作ったものです。3輪から始まり、現在は2輪も稼働しています。どの店舗も、基本的にはバイクでデリバリーしています」(降雪デリバリー対策室、大槻室長)

 そして、「配達圏内であれば、基本的にはどこへでもお届けします」とのことで、たとえば公園での花見の席は「ウチとしては大得意」といい、「花火会場の混雑のなかもお届けしたことがございます」といいます。

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「デリバリー総合研究センター」での訓練。飼育員の許可と指導のもと、トナカイにソリを引かせているが、あくまで実験、訓練中で、街中で引かせるかは未定とのこと(写真出典:ドミノ・ピザ)。

 そんなドミノ・ピザも、やはり降雪時は大変とのことで、寒冷地では配達にクルマも使うそうですが、都内などは冬場もバイク。ゆえに、たとえば2014年2月に首都圏一帯が記録的な大雪に見舞われた際は、「通常は30分以内でお届けできるところが、徒歩で1時間以上かかったことも」あったとか。あまりに荒天の場合は、「事故を起こすことがやはり我々にとってもお客さまにとっても一番よろしくないので、現実的な判断をさせていただくことも」あるといいます。

 しかし、「バイクが稼働しないからといってお断りするのではなく、違う手段を考えよう」ということで、今回のトナカイ起用なのだとか。「トナカイなら、大雪でもかなりのスピードで動けるので、徒歩よりも確実に早くお届けできます。GPSでのトラッキングも、すでにあるシステムを利用できましたので、ここまではスムーズに計画が進んでいます」と大槻室長はいいます。

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