「新・世界最長航空路線専用機」全貌現る! 「22時間のフライト」に対応の“驚愕の客室仕様”とは 「他機にはまずない区画」も
オーストラリアのカンタス航空では、「プロジェクト・サンライズ」と呼ばれる豪州発着の超長距離国際線を開設する計画です。
2026年末受領へ
オーストラリアのカンタス航空では、「プロジェクト・サンライズ」と呼ばれる豪州発着の超長距離国際線を開設する計画です。同社の公式SNSアカウントは2025年11月、同路線の専用機となる「エアバスA350-1000ULR」の初号機が最終組立の段階に入ったと投稿しました。この専用機は特殊な用途ゆえ、特別で斬新な客室仕様を持ちます。
「プロジェクト・サンライズ」は、シドニー~イギリス・ロンドン(約1万7000km)、アメリカ・ニューヨーク(約1万6000km)を直行便で結ぶというもの。このプロジェクトが実現すれば、新たな“世界最長の定期便”が誕生する予定です。そのフライト時間は最長で、22時間を計画しているとのことです。
「プロジェクト・サンライズ」のために導入されるA350-1000の客室は、ファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4クラス構成で238席を搭載しています。また、客室には長距離フライトでの快適性を向上させるため、特別に脚を伸ばして軽い運動などができる「ウェルビーングゾーン」などが設けられるほか、モニターからは、ガイド付きのエクササイズプログラムが放映されるとのこと。また、全席で無料の機内Wi-Fiも使用可能となる計画です。
カンタス航空によると、「エアバスA350-1000ULR」初号機は今後、エンジンと飛行試験機器が取り付けられ、2026年に試験飛行が開始される予定といいます。同社への引き渡しは2026年末を予定しています。





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