空母“史上最大規模”のステルス戦闘機を搭載! 地中海に派遣し作戦能力の向上をアピールへ イギリス

イギリス海軍は2025年11月6日、地中海に派遣されるクイーン・エリザベス級空母「プリンス・オブ・ウェールズ」に、合計24機のF-35BライトニングIIを搭載したと発表しました。

合計24機のF-35Bを運用

 イギリス海軍は2025年11月6日、地中海に派遣されるクイーン・エリザベス級空母「プリンス・オブ・ウェールズ」に、合計24機のF-35B「ライトニングII」を搭載したと発表しました。

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航行する空母「プリンス・オブ・ウェールズ」とその艦載機(画像:イギリス海軍)

 F-35Bの搭載数が24機に達するのは今回が初めてであり、イギリス海軍の空母としてステルス性を備えた第5世代戦闘機を運用する規模としても過去最大となります。

 なお、アメリカ海軍や海兵隊の強襲揚陸艦・空母においても、F-35BやF-35Cを20機以上同時に運用する例はまれであり、今回の「プリンス・オブ・ウェールズ」の搭載数は、世界的に見ても第5世代戦闘機の艦載運用として最大級の規模といえます。

 今後「プリンス・オブ・ウェールズ」は、イタリア主導のNATO(北大西洋条約機構)共同演習「ファルコン・ストライク」に参加し、イタリアのほか、アメリカ、フランス、ギリシャなどとともに大規模な航空・海上連携訓練を実施する予定です。

 この演習では、「プリンス・オブ・ウェールズ」が世界で初めて第5世代戦闘機のみで構成される空母航空団を擁する艦として参加し、NATOにおけるイギリス海軍の作戦能力と役割を示す重要な節目となります。

【画像】演習に向け準備!「プリンス・オブ・ウェールズ」に着艦するF-35B

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