「日本最北の実用空港」→実は“着陸の難所”? 欠航率は「国内屈指の高さ」、乗ったら「確かにこれハードだわ…」

日本には離着陸の難所と呼ばれる空港がいくつか存在しますが、そのうちの一つとして知られるのが、定期便が就航するなかでは日本最北に位置する「稚内空港」です。冬を中心に欠航率が“国内屈指”と言われるほど高いとされています。なぜなのでしょうか。今回、実際に利用してみました。

着陸効果時の天敵「横風」が

 日本には離着陸が難しいとされる空港がいくつか存在しますが、そのひとつとして知られるのが、定期便が就航する空港のなかで日本最北に位置する「稚内空港」です。定期便は1日3往復のみと少ないものの、冬季を中心に欠航率が“国内でも屈指の高さ”といわれています。なぜなのでしょうか。今回は実際に稚内空港便を利用してみました。

Large 20251124 01
稚内空港(乗りものニュース編集部撮影)。

 この空港で離着陸を難しくしている最大の要因は「風」です。稚内空港は海に隣接しており、宗谷湾側から吹き付ける風が、着陸進入中の航空機にとってより操縦を難しくさせる“横風”となります。

 稚内開発建設部・稚内港湾事務所の資料によると、「一年を通じて風が強いのが特徴であり、特に冬は秒速10メートル以上の風の出現率が約25%に達する」とされています。これに加えて、降雪や吹雪による視程(視界)の悪化、滑走路長が約2200mと150席から200席級のジェット旅客機にはやや短めであることなど、複数の条件が重なることで、他空港に比べて欠航率が高くなる傾向にあると考えられます。

 実際に稚内行きの便に搭乗してみると、着陸直前の降下中に強めの揺れがあり、機長が小刻みに機体をコントロールしている様子が機内からもうかがえました。到着時は晴天で降雪もありませんでしたが、ターミナルを出ると非常に強い風が吹いており、現地の自然条件の厳しさを実感しました。

 稚内空港では、こうした環境下でも就航率を高めるための取り組みが続けられています。代表的なものが「防雪柵(ぼうせつさく)」の設置で、滑走路周辺に設けられたこの設備により、雪の吹きだまりや視程の悪化を抑え、運航の安定化に一定の効果を上げているとされています。

この記事の画像をもっと見る(1枚)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  3. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  4. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス