伝説の「白いロマンスカー」展示が決定! “先頭車1両”を残して全車解体へ 終の住処は?

小田急電鉄は2025年11月17日、「白いロマンスカー」として親しまれた50000形「VSE」の展示を決定したと発表しました。

「VSE」先頭車1両のみ保存・展示

 小田急電鉄は2025年11月17日、「白いロマンスカー」として親しまれた50000形「VSE」の展示を決定したと発表し、概要を明らかにしました。

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特急ロマンスカーの50000形電車「VSE」(画像:小田急電鉄)

「VSE」は2004年から翌2005年にかけて計2本が製造。それまでの“赤い”ロマンスカーとは異なり、真っ白な車体は沿線住民や利用客に大きなインパクトを与えました。

 ロマンスカー伝統である前面展望や連接車構造に加え、シートサービスの復活、少しだけ窓側に向けられた座席などが特徴でしたが、2023年12月の最終運行をもって引退。現在は2編成共に喜多見検車区(東京都世田谷区)に留置されています。

 今後「VSE」は展望車1両(50001号車)を残して解体され、2026年3月下旬から、神奈川県海老名市にあるロマンスカーミュージアムの1階「ロマンスカーギャラリー」に展示される予定です。

「VSE」の展示にあたり、車両の横に階段が新設され、展望席付近にある非常用扉から乗車し、車両連結部の車掌室を通り抜けて降車するルートが設定されます。

【画像】ココが「VSE」が展示されるスペースです

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