池袋 魔の「六ツ又」がついに「五ツ又」化! “日本一危険な交差点”の一部が大変化!? 今後は?

池袋駅に近い巨大交差点「池袋六ツ又」で一部の交通形態が変更。六ツ又が「五ツ又」になりました。

「六ツ又」交差点がついに「五ツ又」に

 国土交通省 東京国道事務所が改良工事を進めてきた豊島区の「池袋六ツ又交差点」で2025年11月18日、一部の交通形態が変更。六ツ又が「五ツ又」になりました。

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11月18日、交通切り替え直前の池袋六ツ又交差点(乗りものニュース編集部撮影)

 同交差点は池袋駅の北東に位置し、国道254号(春日通り~川越街道)の側道と都道305号(明治通り)、435号(環状5号線)、同441号(池袋大橋)、その他街路が交わる巨大な六差路です。さらに上空には国道254号の立体部、その上に首都高5号線の高架が二重で架かり、それを受ける橋脚が交差点内に林立していることから見通しも悪いことで知られます。

 そこで、交通安全対策のためにまず、一部街路を廃止。交差点西側の再開発とともに、六つ又交番脇の街路などを一部廃止しました。今回はその廃止後、新たに設けた道路への切り替えが行われます。

 新たな道路は交差点に接続せず、S字を描いて池袋大橋への道路の途中に接続する形となっています。これで交差点を「五ツ又」するとともに、交番前の旧道のあたりは大きな歩行者空間に生まれ変わりました。

 この交差点は「日本一危険な交差点」の常連です。日本損害保険協会が毎年発表している「全国交通事故多発交差点マップ」では、2024年度、2025年度(それぞれ前年度統計)ともに人身事故件数が全国ワーストとなっています。

 安全対策工事はこれで終わりではなく。今後は交差点内で横断歩道が接続している「交通島」の一部撤去、各横断歩道の位置変更など、本格的な交差点内の改良工事に移っていきます。

「大きな交差点なので、(クルマがどう進めばいいか)わかりづらい誘導を改良するとともに、一部、交通島経由で道路を横断する箇所があるので、それをなくして交差点をコンパクトにすることで、歩行者のクルマとの接触機会を減らします」(東京国道事務所)

 一連の交通安全対策は2025年3月25日までに完了するスケジュールで工事を調整中だそうです。

【変わった…!】これが「五ツ又」化された「池袋六ツ又」交差点です(地図/写真31枚)

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