フェリーで日本唯一の「24時間運航」41年の歴史に幕! しかし「24時間待機」は継続中!? 一体なぜなのか
約41年間続けた「日本唯一」の24時間運航を終了した鹿児島のフェリー。しかし、運航を休止する深夜帯でも、スタッフは船に常駐しています。そこには単なる交通機関を越えた“使命”がありました。
アレを食べないわけにはいかない!
筆者が客室先頭の展望席に腰かけると、正面の窓の先に桜島を望めました。騒音を抑えているため、動き出しても直ちには気づかず、桜島が近づいてくるうちに、約15分後で桜島港フェリーターミナルへ着きました。
乗降口は3階にあり、下船して運賃を支払います。交通系ICカードやタッチ決済対応のクレジットカードなどの決済も可能です。
桜島や火山のことを学べる科学博物館「桜島ビジターセンター」を見学後、桜島港に戻りました。鹿児島港からの船は運賃後払い方式でしたが、今度は乗船前に支払う運賃先払い方式です。
停泊していたのは1999年就航と桜島フェリーが運航する中で最も古い「第十六櫻島丸(ドルフィンライナー)」です。その名が示す通り、地元の住民によると「錦江湾(鹿児島湾)を航海中に泳ぐイルカの姿が見えることもある」そうです。香川県三豊市にあった讃岐造船鉄工所(2009年に破産手続き開始決定を受けて倒産)が建造した997総トンの内燃機関船で、長さ54.02m、幅13.40m。旅客定員は736人で、車両積載能力は乗用車で約64台です。
乗船するや直行したのは、桜島フェリーの「名物」となっている客室内にあるうどん店「やぶ金」です。やぶ金うどん(500円)を注文すると、あっという間に提供されました。これは乗船時間が15分と短いため「船旅で食べきれるように注文後すぐに出来上がるようにしている」とのことです。味はあっさりとしており、卓上の七味唐辛子を少し加えて楽しみました。





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