千葉の「イオン直結駅」利用者増も!? マリンスタジアムの“ドーム化”再検討へ 現施設より駅チカに

千葉市は千葉マリンスタジアムの再構築事業に関して、ドーム化の可能性を再検討すると発表しました。

現スタジアムは塩害で老朽化

 千葉市は2025年11月20日、千葉マリンスタジアムの再構築事業に関して、ドーム化の可能性を再検討すると発表しました。

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京葉線(画像:写真AC)

 現在のマリンスタジアムは、東京湾に面した幕張海浜公園にあり、プロ野球の千葉ロッテマリーンズの本拠地となっています。JR京葉線の海浜幕張駅から少し離れた場所にあり、徒歩の場合は約15分を要します。海浜幕張駅からバス路線もあるものの、試合後は一般車と路線バスが輻輳して交通渋滞が発生しています。

 現スタジアムは竣工から30年以上経過しているほか、海が近いため塩害の影響もあり、劣化が顕著になってます。千葉市は今年5月に千葉マリンスタジアム再整備基本構想(骨子)案を公表。新たなスタジアムを幕張メッセ駐車場に整備する方針を示しました。

 現在は京葉線の海浜幕張駅が最寄りですが、新たなスタジアムは隣駅で「イオンモール幕張新都心」に直結する幕張豊砂駅から500mと至近になります。建設予定地は約11ヘクタールで、当初は現在と同じ屋外型の球場を整備するとしていました。

 市は基本構想の公表後、暑さ対策への懸念やドーム化を求める声があったことに加え、国内プロスポーツスタジアムにおける命名権市場の変化があることを踏まえ、ドーム化の可能性を再検討することになったとしています。

 なお、ドーム化に伴う追加投資は民間によって賄う方針。今後は来年1月から屋外型とドーム型双方の概略設計を行い、来年3月頃にスタジアム形式を決定。2027年3月頃に事業実施を判断するスケジュールで検討を進めるとしています。

【位置図】そこか!ココが新マリンスタジアムの建設予定地です

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