空自C-2に激似!? 韓国で新たな軍用機プロジェクトを発見!「でもブラジル製に決めたはずじゃ…」メリットは?

韓国の航空機メーカーKAIが、新型輸送機「NGTA」のコンセプト案を発表しました。しかし、同国はブラジル製KC-390輸送機の導入を決めたはず。開発するメリットはあるのでしょうか。

開発は実現するのか? その勝算を聞いてみた

 輸送機の新規開発には膨大な手間暇と開発費が必要であり、「NGTA」も現時点ではKAIの社内プロジェクトという位置づけです。そのため、現時点では設計前の構想段階にすぎず、試作機を含む実機が製作される予定はまだありません。しかし、KAIの担当者は本機のプロジェクトに自信を見せます。

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韓国が導入を決めたエンブラエル製のKC-390「ミレニアム」輸送機(画像:エンブラエル)。

 勝算のひとつは、韓国空軍が導入するKC-390が3機と少なく、今後のC-130H更新需要がまだ存在するからだといいます。「韓国空軍には古いC-130輸送機がいまだ多数あり、2040年以降にはそれらの更新が必要になります。C-130のすべてがKC-390で置き換えられるワケではありません」(KAI担当者)。

 また、本機は韓国空軍だけでなく、海外への輸出も目指しています。軍用輸送機のベストセラーであるC-130輸送機はこれまでに2000機以上が生産され、現在でも世界各国で運用されています。そしてその多くが韓国空軍と同様に老朽化が進んでおり、これら機体の更新需要は500機以上あると言われています。

 もっとも、軍用輸送機の世界市場では、すでに多くの競合機が存在しています。韓国が導入を決めたエンブラエルのKC-390はすでに10か国以上で配備・採用決定がなされており、近年の世界マーケットで好調なセールスを記録しています。

 一方、C-130を開発したロッキードマーチンでは、改良型のC-130J「スーパーハーキュリーズ」を生産しており、こちらは540機がすでに生産されています。

 これら競合相手に、まだ本格的な開発が始まっていない新型輸送機が打ち勝つのは簡単なことではないでしょう。

 そこでKAIでは、従来の輸送機との差別化するために、「NGTA」には輸送機だけでなく、ミッションに応じたさまざまな派生型を想定しています。もともと輸送機は機体が大きいため、新たな機器を追加して別の任務に転用するのが比較的容易です。

【写真】これが韓国製輸送機「NGTA」の全景です! 派生モデルも

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