もはや超希少!東京から日帰りで乗れる「国鉄キハ40系」とは 大人でよかったと心底思える列車!?

JR東日本で貴重になった国鉄形ディーゼル車両ですが、東京から日帰りで乗れる方法があります。その観光列車の運行ルートには、JR東日本の戦略がありました。

酒!酒!酒!選びきれないぞ…

 始発駅の越後湯沢から上越線を進んできた「ゆざわShu*Kura」が長岡の3番線へ16時6分に到着すると、大勢のカメラに出迎えられました。この日はJR東日本新潟車両センターに所属する電気機関車(EL)のEF64形とEF81形の旅客営業最後となる客車列車「ありがとうEL号」が長岡~新津間で運用され、「撮り鉄」が大挙していたのです。

Large 20251206 01

拡大画像

「越乃Shu*Kura」2号車で取り扱っている日本酒の銘柄(大塚圭一郎撮影)

「ゆざわShu*Kura」は信越本線に入る長岡からは進行方向が変わるため、3号車の座席の向きを反対にする“恒例行事”があります。筆者は全区間に乗った前回の2024年7月に体験しましたが、長岡から乗り込んだ今回は方向転換済みでした。

 16時20分に出発すると、車内放送で「この列車は水と大地の贈り物、快速『ゆざわShu*Kura』上越妙高行きです」と案内がありました。2号車に足を運びたい衝動を抑え、しばらくは座席にとどまります。理由は3つあり、リクライニング座席が快適なのと、車掌の検札、そしてもう1つが「振る舞い酒」を頂くためです。

 この日は宮尾酒造(村上市)の純米吟醸酒「〆張鶴(シメハリツル)純」が提供されました。日本酒に詳しい新潟県在住の方に尋ねると「振る舞い酒の王道」だそうで、さすが玄人はだしのチョイスです。

 ほどよい辛口を一口味わうと、おつまみを探すために2号車へ向かいました。置かれていたのは直江津駅前のホテルハイマートの「いかげそ天(日本海産)」800円。「〆張鶴」とのマリアージュを、至福の気分で味わいました。

 2号車でこの日販売されていた利き酒の5銘柄は、妙高酒造(上越市)の「妙高山 本醸造」(300円)、石本酒造(新潟市)の「越乃寒梅 白ラベル」(300円)、大洋酒造(村上市)の「大洋盛 特別純米」(400円)、原酒造(柏崎市)の「越の誉 特別純米 彩」(500円)、青木酒造(南魚沼市)の「鶴齢 純米 雪男」(500円)でした。

 車外からの持ち込みも可能なため、筆者は長岡駅構内の物販店で買ったお気に入りの銘柄「緑川」(魚沼市の緑川酒造)も飲み干しました。

【最高かよ…】これが超希少な「立ち飲みできるキハ48」の車内です!(写真)

最新記事

コメント