名古屋の新交通“電車みたいなバス”ついに車両公開! いよいよデビューへ 今後は「国産車」も登場か!?

2026年2月より、名古屋市街で新交通「SRT」の運行が開始されます。

「電車みたいなバス」2月運行開始

 名古屋市で2026年2月13日から、新交通「SRT」の運行が開始されます。2025年12月にはSNSで車両も公開されるなど、デビューに向けた準備が進んでいるようです。

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SRTの車両(画像:名古屋市)

 SRT(Smart Roadway Transit:路面公共交通システム)は、連節バスとLRT(次世代路面電車)の特徴を兼ね備えた交通機関としています。高い輸送力と低床構造によるバリアフリー性能を備え、「名古屋都心部の回遊性の向上や賑わいの拡大を目指す」としています。

 車両は全長約18mのメルセデス・ベンツ製連節バス「シターロG」1両を使用。定員は122名です。公開された車両「SRT-001」は2軸目、3軸目のタイヤが“スパッツ”で覆われ、ほぼボディに隠れており、路面電車のような外観が強調されています。

 なお、運行は名鉄バスに委託します。なお、予備車は名鉄バスの車両を使用するそうです。

 名古屋駅の停留所は「名古屋駅桜通」と「名古屋駅」(ミッドランドスクエア前)の2か所です。そこから、かつて名古屋市電も走っていた“広小路通”を進み、「柳橋」「広小路本町」を経て「栄」に到着します。栄周辺を巡回したのち再び広小路通に戻り、名古屋駅周辺を巡回する5.6kmの周回ルートとなります。名古屋駅→栄の所要時間は15分です。

 運行日は金・土・日・月+祝日の週4日程度、9時から17時台で1日12本を運行。運賃は大人210円、小児100円で、現金および交通系ICカード、クレジットカードのタッチ決済に対応します。

 今後は「名古屋駅-名古屋城」ルートのほか、大須などを経由する循環ルートも計画されています。また、今後増備される車両「SRT-002」「SRT-003」については、メルセデス・ベンツではなく日本のジェイ・バスで製造しているそうです。

【路面電車か?いや「バス」だ!】これが「SRT」の詳細です(地図/写真)

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