均一制廃止 阪神高速は近距離値下げ 近畿圏の高速料金、整理・統一へ

国土交通省が近畿圏の新たな高速道路料金案を発表。阪神高速や均一区間の通行料金が、整理・統一されるほか、管理主体の移管により無料開放される区間もあります。

管理主体の移管で無料開放も

 道路管理主体も整理されます。阪神高速8号京都線のうち、新十条通2.7km(山科出入口~鴨川東出入口)は京都市に移管し無料に。斜久世橋と油小路線7.4km(鴨川東出入口~巨椋池料金所)はNEXCO西日本に移管されます。大阪府道路公社の南阪奈有料道路(美原JCT~羽曳野IC)と堺泉北有料道路(堺JCT~助松JCT)もNEXCO西日本の路線になります。移管はいずれも2018年度以降の計画です。

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高速道路3路線が、NEXCO西日本や京都市に移管される(画像出典:国土交通省)。

 また、一部区間では、発着地が同じならどのルートを通っても同じ料金とし、交通の分散を促します。たとえば普通車で第二京阪・枚方学研IC(大阪府枚方市)から阪神高速の環状線まで走る場合、どのルートを通っても1610円とされます。

 管理移管を除く新料金案は今後、地方自治体の同意を得るなどしたうえで、2017年度の早い時期に導入される見通しです。

【了】

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