クルマの「初売りセール」なぜ減った? 「一部メーカー」が今も熱心なのはなぜ?

お正月の風物詩だった、クルマの「初売り」が減っているようです。その一方で、軽自動車が販売の中心を占めるスズキやダイハツはいまだに熱心ですが、背景にはどんな事情があるのでしょうか。

今も「初売り」に熱心なスズキとダイハツ

 スズキとダイハツの場合は、登録車を主に販売する他メーカーとは異なり、軽自動車が販売の主軸という点が、初売りをアピールする大きな理由と言えるでしょう。

Large 20260101 01

拡大画像

自動車ディーラーのイメージ(画像:PIXTA)

 軽自動車の新車販売網には、メーカー直轄の正規ディーラー以外の業販店も数多く関わっています。こうした非直轄の販売網に当たるのは、複数の自動車メーカーの看板を掲げている販売店をはじめ、街の整備工場やガソリンスタンドなど。特定のメーカーに限らず、さまざまな会社のモデルを販売していることが多く、また、あくまで新車の販売は“正業”の横、という規模の店もあります。

 そうした業販店は、自動車メーカーによるコントロールがあまり効きません。メーカー側が「ワンプライスで売りましょう」と言っても、「NO」と言うことができるのです。さらに、軽自動車を購入するユーザーは価格に敏感です。商品性よりも、値引き額でクルマを選ぶこともあるでしょう。そのため、軽自動車が主力商品であるスズキとダイハツは、いまだに初売りを重視していると考えられます。

 もちろんユーザー目線で言えば、値引きを盛んに行う初売りセールは積極的にやってほしいものです。今クルマを買おうと思っている人は、ぜひ最寄りの販売会社のホームページなどを細かくチェックしましょう。また、意外とチラシで告知しているケースも多々あります。ちょっとした手間をかけるだけで、クルマをお得に購入することができるはずです。

【おさらい!】これが「2025年発売の注目モデル」です(写真で見る)

Writer:

日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。自動車専門誌やウェブ媒体にて新車レポートやエンジニア・インタビューなどを広く執筆。中国をはじめ、アジア各地のモーターショー取材を数多くこなしている。1966年生まれ。著書「自動車ビジネス」(クロスメディア・パブリッシング)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス