クルマの「初売りセール」なぜ減った? 「一部メーカー」が今も熱心なのはなぜ?

お正月の風物詩だった、クルマの「初売り」が減っているようです。その一方で、軽自動車が販売の中心を占めるスズキやダイハツはいまだに熱心ですが、背景にはどんな事情があるのでしょうか。

今も「初売り」に熱心なスズキとダイハツ

 スズキとダイハツの場合は、登録車を主に販売する他メーカーとは異なり、軽自動車が販売の主軸という点が、初売りをアピールする大きな理由と言えるでしょう。

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自動車ディーラーのイメージ(画像:PIXTA)

 軽自動車の新車販売網には、メーカー直轄の正規ディーラー以外の業販店も数多く関わっています。こうした非直轄の販売網に当たるのは、複数の自動車メーカーの看板を掲げている販売店をはじめ、街の整備工場やガソリンスタンドなど。特定のメーカーに限らず、さまざまな会社のモデルを販売していることが多く、また、あくまで新車の販売は“正業”の横、という規模の店もあります。

 そうした業販店は、自動車メーカーによるコントロールがあまり効きません。メーカー側が「ワンプライスで売りましょう」と言っても、「NO」と言うことができるのです。さらに、軽自動車を購入するユーザーは価格に敏感です。商品性よりも、値引き額でクルマを選ぶこともあるでしょう。そのため、軽自動車が主力商品であるスズキとダイハツは、いまだに初売りを重視していると考えられます。

 もちろんユーザー目線で言えば、値引きを盛んに行う初売りセールは積極的にやってほしいものです。今クルマを買おうと思っている人は、ぜひ最寄りの販売会社のホームページなどを細かくチェックしましょう。また、意外とチラシで告知しているケースも多々あります。ちょっとした手間をかけるだけで、クルマをお得に購入することができるはずです。

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Writer:

日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。自動車専門誌やウェブ媒体にて新車レポートやエンジニア・インタビューなどを広く執筆。中国をはじめ、アジア各地のモーターショー取材を数多くこなしている。1966年生まれ。

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