「まだ線路が残ってる…!」 広島の「激セマ電停」今後どうなる? 廃止から4か月で激変!

広島電鉄の駅前大橋ルート開業から4か月が経過。その際に廃止された猿猴橋町電停経由の旧ルートは、どのようになったのでしょうか。

新電停での「ちょっとマニアックな」楽しみ方

 さて、広島の新たなスポットとなった駅前大橋ルートの広島駅電停。改めて観察すると、ちょっとマニアックな視点からも楽しみ方を見つけることができます。

 その一つが、パンタグラフを上げ下げするシーンです。広島電鉄の連接車は、2基設置されているパンタグラフのうち、基本的に進行方向前側のパンタグラフを使用しています。広島駅では折り返しとなるため、編成の前後のパンタグラフを上げ下げする様子が見られるのです。

 ホーム上からも観察できますが、おすすめは駅ビルのテラス。「エキ×デンスクエア」とされていることの場所は、吹き抜け状になっている広電広島駅電停を高い位置から見ることができるのです。

 パンタグラフの動きは、まず稲荷町側のパンタグラフを上昇させ、その後広島駅側のものを降下させるという順番のようです。普段はなかなか見る機会がない、営業列車でのパンタグラフの上昇・降下。全体を眺めながら機械的な仕組みも観察できるというのは、博物館とはまた違った趣があります。

 電気を送る剛体架線も注目のポイントです。地下鉄などではよく見かける剛体架線ですが、吊られている様子を上から見る機会はなかなかありません。終端部の処理や分岐器付近の急曲線部分の配置など、一味違う景色を観察できます。

 広島駅の剛体架線は、枕木方向とレール方向に組み合わされた梁で吊られている状況。必要不可欠なものでありながら、特徴的な高架橋にあわせてデザイン性も配慮されているのかもしれません。

 役目を終えた旧ルートと熱気にあふれる駅前大橋ルート。そして旧ルートのエリアでは再開発の期待も高まり、広島駅界隈はまだまだ盛り上がりそうです。

【激変】これが「激セマ」電停の跡です(写真)

Writer:

幼少期、祖父に連れられJR越後線を眺める日々を過ごし鉄道好きに。会社員を経て、現在はフリーの鉄道ライターとして活動中。 鉄道誌『J train』(イカロス出版)などに寄稿、機関車・貨物列車を主軸としつつ、信号設備や配線、運行形態などの意味合いも探究する。多数の本とNゲージで部屋が埋め尽くされている。

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