「ザ・北海道の鈍行」もう風前の灯火!? 残りはみーんな色違い “キハ40ガチャ”今だけ!?

全国の国鉄ローカル線で使われてきた気動車「キハ40」が、数を減らしています。JR北海道は残り8両を運用中。ただ、どの「色」が出てくるかは当日次第です。

8種類のキハ40

 2025年12月現在、JR北海道で営業運転に使用されているキハ40は以下の8両です。

・キハ40-1720 道北 流氷の恵み(黄色)

・キハ40-1747 キハ400 宗谷線急行気動車風(灰色)

・キハ40-1759 国鉄色(朱色とクリーム色)

・キハ40-1779 道東 森の恵み(緑色)

・キハ40-1780 道央 花の恵み(ピンク色)

・キハ40-1790 山紫水明シリーズ 山明(さんめい:緑色)

・キハ40-1791 山紫水明シリーズ 紫水(しすい:紫色)

・キハ40-1809 道南 海の恵み(水色)

 キハ40-1720など「○○の恵み」という車両は、「北海道の恵み」シリーズとして2018年に登場しました。車体の色は道内各地域の特色を表現したもので、車内は木目調としています。

「道北 流氷の恵み」のキハ40-1720は、黄色の車体に流氷や雄大な道北の自然を表現したものです。また、「キハ400 宗谷線急行気動車風」のキハ40-1747は、宗谷線の急行「宗谷」などに使用していたキハ400の車体色を復刻したもので、2020年に登場しました。2両とも旭川地区を中心に使用されていましたが、2025年に苫小牧に転入しています。

 国鉄色のキハ40-1759は、国鉄時代の気動車の塗装を復刻したものです。2021年に国鉄色に塗り替えられた当時は釧路地区で使用されていましたが、後に旭川地区に転じ、さらに苫小牧地区に転用されました。

「道東 森の恵み」のキハ40-1779は、緑色の車体に釧路湿原の動植物と十勝の実りを表現したもので、釧路地区で使用していたものです。また、「道央 花の恵み」のキハ40-1780は、ピンク色の車体に北海道ゆかりの草花や動物たちを表現したもので、この車両は以前より苫小牧地区で使用されています。

 キハ40-1790とキハ40-1791は「山紫水明シリーズ」と呼ばれる普通列車と観光・イベント兼用の車両で、2019年に登場しました。緑色のキハ40-1790が「山明」、紫色のキハ40-1791が「紫水」で、両者で色違いのデザインを取り入れ、車内の壁面や吊手を木製とするなど木質を強調した車内になっています。

 また、「道南 海の恵み」のキハ40-1809は、青色の車体に函館の海中や港に生息する生物を表現したもので、函館地区で使用されていました。

 少し前まで、道内各地に散っていた「レアなキハ40」が苫小牧に集結しています。これら8両のキハ40は日高本線を中心に使用され、他の気動車に代わって室蘭本線の苫小牧~岩見沢間でもたびたび使用されています。

【こっちは黄色と緑】旭川から来た「ちょっと異色」のキハ40(写真)

Writer:

1974年東京都生まれ。大学の電気工学科を卒業後、信号機器メーカー、鉄道会社勤務等を経て、現在フリー。JR線の2度目の「乗りつぶし」に挑戦するも、九州南部を残して頓挫、飛行機の趣味は某ハイジャック事件からコクピットへの入室ができなくなり、挫折。現在は車両研究が主力で、技術・形態・運用・保守・転配・履歴等の研究を行う。鉄道雑誌への寄稿多数。資格は大型二種免許を取るも、一度もバスで路上を走った経験なし。

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