約4割が「休日出かけない」 1日の移動回数も過去最低に 国の交通特性調査
都市と地方で差が広がったもの、縮まったもの
交通手段の利用率については、三大都市圏では公共交通が増加し、自動車が減少。一方、地方都市圏では自動車が増加しているのに対し、公共交通はほぼ横ばいの傾向を示しました。ただ、全国平均で見ると自動車は平日、休日ともに5年前と大差なく推移しています。
ひとりが1日に動く回数の平均を目的別に見ると、通勤目的ではほぼ横ばい、通学や業務では年々減少しています。そして、休日における買い物、食事、娯楽といった私事目的では、1992(平成4)年と比べて約20%と、大きく減少しました。また、かつて三大都市圏よりも地方のほうが多かった移動回数は、いずれも減少傾向にあり、現在では地方都市圏2.18回、三大都市圏2.16回と差がほとんどなくなっています。
今回の調査は全国70都市の世帯が対象。郵送またはウェブで4万3700世帯が回答しました。国土交通省は調査結果の具体的な要因などについてさらなる分析を進める予定です。
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