なぜできた?「100m道路」 超ド級の幅広道がなぜか“日本に3つだけ”といわれるワケ
日本には、幅員が100mある通称「100m道路」があります。何故ここまで幅員の広い道路が存在するのでしょうか。単に幅が100mある道路はいくかあっても、「100m道路は日本に3本だけ」ともいわれるのは、その3本が特別な経緯で作られたからです。
「100m道路」は合理的な都市開発の先駆けにも
名古屋の久屋大通中央部の緑地公園は、都心のオアシスや文化・観光の拠点としてだけでなく、緊急時には避難場所にもなります。また、付近には中京エリア屈指の繁華街・栄がありますが、「100m道路」開通で交通事故の心配が増えたことで地下通路も開通。さらに地下通路に商店街が開設され、合理的な都市開発の先駆けになりました。
若宮大通は、いち早く高速道路をはじめとする主要道路と多く接続させたことで、地方部から名古屋中心部へのアクセスが効率良くできるようになりました。
また、広島の平和大通りは、平和記念公園と並ぶ「広島の復興と平和の象徴」としての役割はもちろん、今日では「ひろしま都心活性化プラン」に基づき、広島の都市部の回遊を促す様々な催しが行われ、あらゆる文化発信の場にもなっています。
こうした経緯から、「100m道路」は戦後復興都市計画によって開設されたものを指すことが多いのですが、単に「幅員100mの道路」であれば、国内に他にも例はあります。たとえば、明治時代から存在する北海道・札幌の大通公園や、東京湾岸道路(国道357号線・首都高速湾岸線)、大阪の中央環状線(府道2号・近畿道)などが挙げられます。
Writer: 松田義人(ライター・編集者)
1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。





100m道路って云うから、全てが車線かと思ってしまいました。
中央に公園などがあってもいいなら、札幌の大通が約105m、東京の国道357号が約100m、大阪中央環状線の一部区間が約122mあるので、100m道路との違いは何であろうか?
全国の幅広道路の比較やその考察があれば、より深みのある記事となる思いますが。