「日本の新車は高すぎる!」←本当か? クルマの価格が上がり続ける“真の理由”とは 海外&25年前と徹底比較!

普段の生活に関わる商品の価格が上がるなか、新車の価格も驚くほど高騰しています。果たしてこの価格は適正なのでしょうか。日本と海外での販売価格を比較しながら考えます。

実は日本は“新車が世界一安い国”だった!

 最近、国産車・輸入車を問わず、新車価格が高騰しているという話をよく耳にします。果たしてこの価格は適正なのでしょうか。それとも国際的にみると、まだ価格が抑えられているといえるのでしょうか。

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2025年暮れに日本で発売となった6代目トヨタ「RAV4」(画像:トヨタ)

 例えば、2025年暮れに発売になったばかりのトヨタの新型「RAV4」は、450~490万円という価格設定ですが、2000年に発売された2代目RAV4は159万8000円~229万3000円でした。RAV4を比較のサンプルとすると、新車の価格は約25年で2倍以上に上昇しています。

 ちなみに、総務省が発表する消費者物価指数(2020年を100とする基準)では、2000年当時の指数は97.2で、2024年は109.5で、物価は25年間で12.3ポイントしか上昇していません。25年で2倍という価格アップは、全体的な物価上昇を大きく超えるものと言えるでしょう。

 では同じ新型RAV4は、海外ではいくらで販売されているのでしょうか。例えば、新型RAV4のアメリカでの価格は3万1900ドル~4万3300ドルです。これは1ドル156円として換算すると、約498万円~675万円になります。もちろん、細かな装備類などは日本仕様とアメリカ仕様で異なっていますが、それでも日本では同じRAV4を、アメリカよりも安く買うことができるようです。

 同様に、今度は日本とアメリカ、タイの3か国を比較してみます。タイではまだ新型RAV4が発売となっていないため、こちらについては2026年現在3か国で販売中の「カローラクロス」で価格を比較します。

 まず、日本でのカローラクロスの価格は276万円~368万9000円です。それに対して、アメリカでの価格は2万4935ドル~3万3330ドル(1ドル156円として約389万円~520万円)。そしてタイの価格は99万9000バーツ~120万4000バーツ(1バーツ5円計算で、約501万円~604万円)となっています。3地域を比較すると、タイの価格が群を抜いて高く、そしてアメリカよりも日本で買うほうが安いという結果になりました。

 このように海外での日本車の価格を比べると、新車価格の高騰は日本だけではなく、海外でも起こっていることがわかります。ちなみに、国際金融情報センターが2018年に発表した「世界の物価比較」には、乗用車の項目があります。これによると、日本とアメリカの乗用車の価格はあまり変わらず、アセアンが最も高い水準。上記の比較と、ほぼ傾向が一致します。

【さらに昔は…!?】これが「新車が約100万円だった最高級セダン」です(写真で見る)

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コメント

2件のコメント

  1. ところでトヨタの製造ラインで働く賃金は、この25年間でどう変化しましたか?

    まずは率先してその人達の賃金を車両価格の推移に合わせましょうよ。

  2. 日本は

    「新車が高い国」ではなく

    「給料が上がらないのに、世界標準の車を売られている国」

    自動車メーカーは むしろ日本市場を相当“我慢”して守っている

    本質的な問題は車の値段ではなく、日本経済構造と賃金

    上がらない賃金で庶民が普通に通常月賦で買える車は減る。だから残クレみたいな金融商品が主流にならざるを得ないのだ。

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