新幹線に登場した「破格の普通車」! 8両になったN700系が超お得な“激レア列車”な件 地味に大改造されている!?

JR山陽新幹線に8両編成のN700系「P編成」が登場。2025年9月から主に「こだま」に使われていますが、その普通車指定席は「豪華仕様」で、グリーン車並みの居住性が確保されています。

破格の普通車指定席

 JR山陽新幹線に8両編成のN700系が登場し、当初の発表から前倒して2025年9月12日に営業運転を開始しました。この車両は、東海道・山陽新幹線の主に「のぞみ」に使われてきた既存の700系を改造したもので、16両編成から8両編成に短縮したことが大きな特徴です。今回、実際に乗ってみました。

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山陽新幹線の「こだま」で登場した8両編成のN700系(柴田東吾撮影)

 この8両編成のN700系は「P編成」とも呼ばれ、主に山陽新幹線の各駅停車「こだま」に使われています。老朽化が進む従来の500系などに代わり、N700系P編成が登場しました。

 山陽新幹線の「こだま」は、指定席と自由席で客室設備に差を付けた車両があり、普通車指定席が2+3列ではなく、2+2列の豪華仕様となっているものがあります。今回登場した8両編成のN700系もまた、普通車指定席にグリーン車の座席が活用され、普通車ながらグリーン車並みの居住性が確保されています。

 16両編成の時代は、8~10号車がグリーン車、それ以外は普通車で、11号車には車いす対応座席や大型トイレなどのバリアフリー設備を備えた車両が連結されていました。対してP編成は、グリーン車の連結をやめて全車両を普通車としています。8両編成のうち、4~6号車は指定席、それ以外は自由席として使用する前提の客室としています。

 そして指定席の4~6号車は、16両編成時代のグリーン車の座席を転用しています。内装や座席はグリーン車のままですが、フットレスト(足置き)は撤去され、この部分だけは「のぞみ」のグリーン車と差別化が図られています。フットレストさえ気にしなければ、普通車指定席の値段でグリーン車が利用できる気分です。

 さらに山陽新幹線だと、2人以上の利用を前提としつつ割引率の高い「こだま指定席きっぷ」があります。「こだま」利用が原則であるため時間はかかりますが、割引された値段で「元」グリーン車の座席が利用できるという点では、破格の設定と言えるのかもしれません。

 ちなみに、「ひかり」の一部も「こだま指定席きっぷ」で利用できますが、これらの列車にP編成が使用されることはありません。

【グリーン車並み】これが豪華な「普通車指定席」です(写真)

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