ロシア軍の「ステルス機を探知可能な最新レーダー」ウクライナが初めて撃破 映像公開

ウクライナ国防省は2026年1月13日、ロシア軍の移動式レーダーシステムP-18-2「プリマ」を撃破したと発表しました。

ステルス機は探知可能ですがドローンは無理だった?

 ウクライナ国防省は2026年1月13日、ロシア軍の移動式レーダーシステムP-18-2「プリマ」を撃破したと発表しました。

Large 20260119 01

拡大画像

P-18-2「プリマ」移動式レーダーシステム(画像:ロゾボロンエクスポルト)

 P-18-2は、ロシアの防衛企業ロソボロンエクスポルト製の移動式レーダーで、2019年に初公開されました。ベースとなったのはソ連時代の移動式レーダーP-18「テレク」になります。

 本システムは、ステルス機の探知に重点を置いた、いわゆる「ステルスキラー」に分類されます。ロシアは“ステルス機を探知可能なモバイルレーダーシステム”として、他国への売り込みも行っています。

 輸出仕様ではないロシア軍向けのP-18-2は、探知距離が320km以上に達するとみられており、レーダーに探知されにくい航空機を含む空中目標の探知・追尾が可能です。さらに、目標の座標測定に加え、能動的な電子妨害(ジャミング)の発信源を特定する能力も備えているとされています。

 攻撃は、ウクライナ無人システム軍に属する第412旅団、通称「ネメシス」のドローンオペレーターによって実施されたとのことです。同レーダーシステムが撃破されるのは、2022年2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、初めてのケースとみられます。

 ウクライナ国防省によると、1月に入ってからは、このほかに9K330「トール」防空ミサイルシステムや、2K22「ツングースカ」自走対空砲・ミサイルシステムなども撃破したとしています。これらの攻撃はいずれも、ザポリージャおよびドネツク方面の前線から100km以上離れた地点で実施されたとのことです。

【画像】コンパクトに収納可能 レーダーを畳んだ状態のP-18-2

最新記事

コメント