「専用車両」登場で大阪環状線どう変わる? 新型323系電車の魅力とは

2016年12月、大阪環状線に新車323系電車がデビュー。路線状況に合わせたさまざまな工夫が施されているほか、利用者に“やさしく”なっているのも特徴です。いったいどんな車両で、これにより大阪環状線の未来はどうなるのでしょうか。

やさしくなる大阪環状線 見えないところにも工夫が

 編成なかほどの4号車は、大阪環状線では女性専用車両。そこで、4号車だけは戸袋部分(乗降用扉が引き込まれる部分)のカラーが、大阪環状線のテーマカラーであるオレンジではなく、濃いピンク色に。車内の照明も電球色になっているので、ひと目で分かります。また、つり革の高さは3種類ありますが、4号車だけは一番低いものが多くなっており、女性にやさしい設計になっています。

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323系の女性専用車。ドア上にその表示があるほか、分りやすいよう照明もほかの車両と変えられている(照明の色が分るよう写真は暗め、伊原 薫撮影)。

「やさしい」という点では、優先座席に設けられたひじ掛けにも注目です。これまでにはない前方に傾斜した形状は、立ち上がるときの補助として最適な角度になっています。この形状は、駅のホームに設けられたベンチにも取り入れられ、お年寄りなどから好評だということです。

 そのほか、車両と車両のあいだにある貫通扉は、テコの原理を応用。取っ手を軽く引くと突起が飛び出し、小さな力で開けられるようになっています。

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取っ手を引くと突起が飛び出し、軽い力で開けられる323系の貫通扉(伊原 薫撮影)。

 一方、安全面で見逃せないのが、オレンジ色の手すり棒。とっさのときに握りやすいよう、太さや位置、さらには目に入りやすい色が検討されているほか、当たった人がケガをしないように、角が丸められています。余談ですが、この手すり棒など安全に関する新たな要素は、323系とともに現在製造されている225系電車や、リニューアル工事が行なわれている207系電車(JR京都線やJR神戸線、JR東西線などを走行)にも取り入れられています。

 また、大阪環状線の新型車両323系は車両の構造を変更し、一部分の強度をあえて弱くしています。こうすることで衝突時にそこが変形して衝撃を吸収し、被害を少なくできるのです。さらに前面からだけでなく、側面や車両の角がぶつかったときも想定した対策が施されています。車内に設置された防犯カメラ、ホームと反対側のドアが開かないようにする装置、より故障に強いブレーキシステムなど、安全には決して妥協しない車両になりました。

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コメント

1件のコメント

  1. 『首都圏を中心に導入されている、ドアが横にスライドするタイプのホーム柵』

    全国津々浦々で採用されてますが・・・ご覧になった事無いですか??

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